国が進める地方公共団体の基幹業務システムの標準化をめぐり、前橋市で市民から不評の声が上がっています。
前橋市は去年12月にシステムを標準化し、今年4月にこのシステムで作った全国統一の書式による納税通知書を市民に送付したところ、「字が小さくて読めない」「納税者への配慮がない」などの苦情が多数寄せられました。市によりますと、4月7日に通知を発送し、4月中だけで100件以上の苦情があったと言うことです。
前橋市は伊勢崎市と協力して納税通知の書式を工夫していましたが、標準化により従来の書式が使えなくなりました。前橋市によりますと、伊勢崎市でも同様の反応が出ているということです。前橋市の小川晶市長は、市民に分かりやすい書式にするよう、国へ申し入れを行いたいとしています。