ブラジル人による広域タイヤ窃盗事件を捜査していた大泉警察署は16日、群馬、栃木、埼玉、茨城、千葉の5県であわせて155件被害額およそ1億9千万円を立件し捜査を終結したと発表しました。
大泉警察署は7月、大泉町の47歳のブラジル人の男を民家からタイヤを盗んだ疑いで逮捕し、県内や近県で発生した事件との関連を調べていました。その結果、男が一昨年4月から今年7月までの間、大泉町や太田市など県内7つの市と町、それから栃木県、埼玉県、茨城県、千葉県で民家の敷地内に置かれたタイヤや自動車などを盗む犯行を155件重ねていたことを解明しました。
被害額はあわせておよそ1億9千600万円にのぼります。155件のうち、113件が本県群馬で発生しました。警察の調べに対し男は容疑を認め「生活のためにやった」と話しているということです。


