日航機墜落事故から40年 上野村「御巣鷹の尾根」で慰霊登山


日本航空123便が群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落し、520人が犠牲になった事故から12日で40年となりました。墜落現場となった御巣鷹の尾根では12日、遺族らが慰霊登山を行いました。

82家族283人が御巣鷹の尾根にのぼり、事故現場付近に建てられた昇魂の碑で手を合わせたり、墓標に花を備えたりして供養を行いました。事故で父を亡くした、神奈川県在住の60歳の女性は、「今まで当たり前だったものが突然事故でなくなった。次の世代に、幸せは当たり前じゃない、大切なものと伝えていきたい」と話していました。

また、午後6時から御巣鷹の麓にある慰霊の園で追悼慰霊式が行われ、遺族をはじめ日本航空や地元関係者など228人が参加しました。慰霊碑の周りのローソクに火を灯し、墜落時刻の午後6時56分に合わせ黙祷を捧げました。追悼慰霊式に参加した日本航空の鳥取みつこ社長は、「安全イコール命を守ることと認識している。責任を強く感じ、これから何年経っても、安全が第一であることを忘れずに取り組んでいきたい」と話しました。

タイトルとURLをコピーしました