相続税や贈与税の算定基準となる今年の路線価が発表され、群馬県内におよそ4500地点ある標準宅地の平均変動率はマイナス0.1パーセントで33年連続の下落になりました。しかし、下落幅は3年連続で縮小しました。
群馬県の最高路線価はJR高崎駅西口付近にある高崎市八島町市道高崎駅・連雀町線の1平方メートルあたり46万円で、5年連続横ばいでした。県内9つの税務署ごとの最高路線価は、館林、中之条の2つの税務署で上昇した一方、桐生、富岡の2つの税務署で下落し、その他5つの税務署は横ばいでした。関東信越国税局によりますと、館林署、中之条署で路線価が上昇した要因は、太田駅やその周辺の再開発の効果や草津温泉の国内外からの観光客の増加などが挙げられるということです。
一方、前橋市の最高路線価は本町通りの1平方メートルあたり13万5千円で、都道府県庁所在地の中では鳥取の9万円に次いで2番目に低い価格となりました。