群馬県が豚熱緊急対策を実施へ 補正予算案に約8400万円を追加計上

群馬県内で今年に入り、豚熱の発生が相次いだことをうけて、県は野生イノシシの集中捕獲や飼養衛生管理徹底などの緊急対策を行うと発表しました。5月補正予算案に対策費およそ8400万円を追加計上します。

県ではこれまでも豚熱対策を行い、2022年10月から今年1月まで発生は確認されませんでしたが、今年に入り赤城南面で4件の豚熱が発生しました。発生要因として子豚用豚舎の衛生管理や野生動物の侵入対策の不備が国の疫学調査で指摘され、さらなる対策が必要と判断しました。

緊急対策では豚熱感染拡大の原因とされる野生イノシシの集中捕獲や、生息場所となる藪の刈り払いを行います。また飼養衛生管理の徹底と向上のため豚の分娩舎や離乳舎内にウイルス持ち込みを防ぐ建物の整備や、消毒用の消石灰購入費などを補助します。あわせて今年度当初予算を活用して豚熱発生の相次いだ赤城南面地域に常設の消毒ポイント設置などを進めます。

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