「温泉文化」がユネスコ無形文化遺産の新規提案候補に 2030年に政府間委員会で審議される見込み


国の文化審査会は28日、今年度のユネスコ無形文化遺産の提案候補を選定し、新規提案として群馬県などが登録を目指す「温泉文化」と「神楽」が選出されました。

県文化振興課によりますと「温泉文化」の無形文化遺産登録に向けて、政府が来年3月末までにユネスコ事務局に提案書を提出し、最短で2028年、遅くても2030年に政府間委員会で審議が行われ、登録される見込みです。

選出をうけて山本一太知事は報道陣の取材に対して「登録を目指すと決めた時から全身全霊でやってきた。本当に良かった」と喜びをあらわにし「全国の温泉のプライドになる。世界遺産というブランドをPRできる」と話しました。今後はイベントやシンポジウムを開くなどして、市町村や温泉旅館などと連携し登録に向けて取り組んでいくということです。

「温泉文化」は心と体を癒やす、日本人に根付いている社会的慣習とされています。

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