昨年度の農林業被害額 約5億4500万 野生鳥獣捕獲頭数は過去最多

昨年度1年間の群馬県内における野生鳥獣による農林業被害の速報がまとまり、被害額はおよそ5億4500万円でほぼ前年なみでした。

県鳥獣被害対策センターによりますと、林業被害額は前の年度に比べ10パーセント減少したものの、農業被害額がニホンジカによる被害の増加により前の年度に比べ7パーセント増加しました。いっぽう、昨年度の野生鳥獣の捕獲頭数は2万2168頭で、前の年度に比べて8パーセント増加し、過去最多でした。シカとイノシシが大半を占め、とくにシカの捕獲数は前の年度に比べて16パーセント増加しました。シカは冬の積雪量の増加によって行動が制限されたことに加え、足跡がはっきりしたことで捕獲数の増加につながったとみられます。

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