渋川市の一部地域で水道の水源井戸から健康への影響が懸念される有機フッ素化合物PFASが検出されたことをうけ、地元の市民団体が該当地域の住民にPFASの血中濃度検査をしたところ、他の地域に住む住民と比べて平均でおよそ2倍の血中濃度だったと発表しました。
渋川市の市民団体「水道水のPFAS汚染から市民を守る会」によりますと、市内の住民20人を検査したところ、PFASが検出された水源井戸から水道水が供給されている地域の住民12人のPFAS血中濃度は平均21.1ng/mlで、そうでない地域の住民と比べて平均でおよそ2倍となりました。アメリカで健康にリスクがあるとされる指標の20を超えた人が12人中7人いたということです。
守る会では、井戸近くにある産廃中間処理施設の跡地を調査した結果、高い濃度のPFASが検出されたとして、市などに対し市民への情報周知や実態調査、浄水器購入補助などの対策を求めています。
渋川市浄水場の担当者は「該当する井戸を廃止して、代替水源への切り替えを進めている」としています。市ではおよそ4500世帯に給水していた有馬配水池の4つの水源井戸からPFASが検出されたことをうけて、検査の箇所や回数を増やしたり、一部世帯の給水を切り替えるなど対応を続けていますが、4月の検査でも1カ所の井戸で国の指標50ng/lを上回るPFASが検出されました。ただし水道の給水栓で国の指標を上回った地点はこれまで一度も無いということです。



