『ヤリタナゴ保護プロジェクト』

こんにちは!揚妻由璃子です。
きょうは 来月行われる『ヤリタナゴの保護プロジェクト』について、
群馬県緑のインタープリター会会長の木暮幸弘さんに伺いました。

昨年も『ヤリタナゴ保護プロジェクト』について
お話ししていただきましたが
今年は6月に同様のイベントが行われます!

昨年は「ヤリタナゴの里をきれいにしよう」ということで
6月と9月の2回 藤岡市の岡之郷用水で行われました。

これは、トヨタアクアソーシャルフェスの
一環として行っている環境保全活動で、
上毛新聞社が主催、ヤリタナゴを守る会、
ヤリタナゴ調査会、やりたなごの会の協力で実施されました。

2回ともおよそ100人の方が参加して
絶滅の危機に瀕しているヤリタナゴについて学びました。

去年の様子↓
ヤリタナゴ 木暮さん

今回は、場所を藤岡市のチノーという会社のビオトープを使って行います。
というのも、岡之郷用水は、公共工事の関係で現在改修中のため、
同じ場所では観察会が出来ないんです。

タリタナゴはチノーのビオトープに緊急避難しているので、
今回はそこで観察会を実施します。

ここで、あらためて、
ヤリタナゴについて、おさらいしたいと思います!!

ヤリタナゴ↓
ヤリタナゴ 7月6日

★ヤリタナゴは、コイ科の淡水魚で、体長は7、8センチほどの小さな魚

⇒県内では、藤岡市の岡之郷用水でしか見られない、とても貴重な魚!!

★藤岡市の「天然記念物」にも指定されていて、
群馬県では絶滅危惧種にもなっている。

⇒最近、吉岡町の小川で見つかったというニュースがありましたが、
誰かが放流した可能性もあって、そこが生息地であるかどうかは、
正確にはわからないということです。

★ヤリタナゴは、マツカサガイという二枚貝の中に産卵する。
そのマツカサガイも準絶滅種。

⇒ヤリタナゴはマツカサガイがいないと生活ができません。
さらに、マツカサガイの幼生(赤ちゃん)は
ホトケドジョウなどの魚のエラに寄生する・・・。
そういった魚がいないとマツカサガイも生活できない。
生き物は全てつながっているということなんですね。

そんな貴重なヤリタナゴを守る、『ヤリタナゴ保護プロジェクト』
参加申し込みは、上毛新聞社「アクアソーシャルフェス」係にからお願いします。

★アクアソーシャルフェス 申込みページ
http://aquafes.jp/projects/211/

*募集は100人で 6月10日が締め切りです。
 応募者多数の場合は抽選となる場合があります。

*場所:藤岡市森1番地の「チノー」
*日時:2016年6月26日(日)9:00~12:30
    (受付:8:30~)

貴重なヤリタナゴを実際に自分の目で見て勉強するいい機会です。
こういった活動に参加することで
より一層 自然や動植物に愛着が湧くかもしれません^^

興味のある方は是非♪