児童相談所の職員が複数の児童に虐待行為 スリッパや平手で頭を叩くなどの暴行


群馬県の児童相談所で職員が児童4人に暴行を加える虐待を行っていたことがわかりました。県が2日に記者会見を開き発表しました。

それによりますと、虐待を行っていたのは会計年度任用職員の60代の男性職員で、先月10日と12日の夜、児童相談所の廊下などで、小学校低学年から中学生までの男子児童・生徒あわせて4人に、それぞれスリッパや平手で頭を叩く暴行を加えていました。目撃した児童が別の職員に相談し、聞き取り調査やカメラ映像の確認で判明しました。また、このほかの児童1人に同じような虐待をしていた可能性があり、調査しています。虐待を受けた児童らにケガはなく、児童相談所では、被害児童を含め子どもたちの心理的ケアを行っています。

任用職員は頭を叩いたことを認め、「じゃれ合いの中でしてしまった。児童が憎いという気持ちや悪意はない」と話し、反省しているということです。任用職員は、今月15日から出勤を控えていて、今後処分を検討するということです。

県は、児童相談所の全体会議で虐待予防を周知するほか、職員の自己点検チェックシートを徹底するなどして、再発防止を図るとしています。

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