県内小中学生の不登校児童・生徒4731人 統計開始の2001年度以降最多

昨年度、群馬県内の公立小中学校で年間30日以上登校しなかった不登校の児童生徒は4731人で、前年度より31人増え統計開始の2001年度以降で最も多くなったことが分かりました。文部科学省の調査を県教委が独自集計して分かったものです。

内訳は小学生が1783人、中学生が2948人で、小中学生ともに前年度より割合が増加し、小学生は全体のおよそ2%、中学生はおよそ6%が不登校となっています。

不登校の児童生徒に関する相談内容は「学校生活に対してやる気が出ない」が小中学校ともに4割近くとなり、ついで「不安・抑うつ」「生活リズムの不調」などと続いています。またこのうち、およそ3割の児童生徒が指導の結果、再び登校できるようになったということです。

一方、県内の公立小中学校の昨年度のいじめ認知件数はあわせて3980件で、昨年度より400件以上増え、4年連続で増加しました。

県教委義務教育課はいじめ認知件数の増加理由について「いじめを初期段階で認知し、悪化防止につなげている」として、「道徳や学活の授業、個別面談、スクールカウンセラーなどによる対策を講じたい」としています。

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