高校生による自転車事故を減らそうと、群馬県とトヨタ・モビリティ基金は30日、自転車事故削減に向けた啓発活動に関する連携協定を締結しました。2027年度末までに県内の高校生による自転車交通事故を半数以下に減らすことを目指します。
「啓発活動」と「データ活用」を軸に連携します。啓発活動では、人気漫画「弱虫ペダル」とコラボした自転車利用ルール冊子を県内の高校生へ配布、データ活用では、警察の事故情報とトヨタの車両データなどの官民データ連携で、事故の対策や効果を検証する仕組みづくりなどを想定しています。
締結式で山本一太知事は、「今までにない自転車事故対策のぐんまモデルとして国内外へ展開したい」と意気込みを語りました。トヨタ・モビリティ基金の松田進理事は、「行政や民間企業のデータを組み合わせて自転車の事故対策モデルづくりに取り組みたい」と話しました。