東日本一の生産量を誇る高崎市産の梅をPRしようと、市内の群栄化学工業が高崎産白加賀梅を使った化粧品原料を開発しました。白加賀梅だけを使った化粧品原料は国内初とみられ、この原料を配合したシャンプーとトリートメントも開発して25日から発売しました。
群栄化学工業では市と東海大学などの共同研究で、梅の加齢臭低減などの機能性が示されたことをきっかけに、市と連携して高崎産白加賀梅の成分分析や機能性評価を行い、白加賀青梅の果実を使った化粧品原料を開発しました。
またシャンプーとトリートメントは手摘みで収穫される白加賀梅にちなんで「tezmi(テヅミ)」と名付けられ、不快な臭いを抑える梅の香りや、梅果実エキスの保湿成分を含む特徴があるとしています。25日から地元特産品を扱う店舗「高崎じまん」やインターネットなどで販売しています。
群栄化学工業の開発担当者は「(高崎産)白加賀梅の特徴を活かせる製品を作ることに注力した。白加賀梅のブランド力をつけて活性化させることを目標に開発した」などと話しました。今後、全国展開を視野に化粧品メーカーへPRするほか、5月に開催される国内最大規模の化粧品産業技術展「CITE JAPAN」にも出展します。