防衛省が防衛白書をもとに作成した小中高校生向けの冊子「まるわかり!日本の防衛」の今年度版について、群馬県教育委員会は、県内の公立学校に全校配布しない方針を決めました。
冊子は防衛省や自衛隊、安全保障についてイラストなどを用いて解説したもので、小泉防衛大臣が小中高校への配布を進める考えを示していました。県教委には8月に北関東防衛局から配布に関する相談があったということです。
県教委の担当者は配布しない方針を決めた理由について文部科学省からの依頼が無いことや、政治的中立の観点から様々な意見がある内容で、希望者はWEBで閲覧できることをあげています。
学校配布しないことを県教委に要請した労働組合や市民団体などでつくる群馬憲法共同センターは、冊子は中国、北朝鮮、ロシアを名指しで仮想敵国化し「抑止力」増強を主張する防衛政策を一方的に押しつけるものなどと主張し、来年度以降も配布しないように求めたということです。県教委が「まるわかり!日本の防衛」の全校配布をしない方針を決めたのは2024年度版に続いて2回目です。


