22日、ザスパ群馬はホームで滋賀と対戦し、2-3で敗戦した。立ち上がりから攻勢に出たが得点できずにいると、前半22分に失点、さらに、26分、44分と前半だけで3失点し、ゲームの流れを失った。終盤に風間宏希、イクサン・ファンディの初ゴールで反撃したが、そこまでだった。
恐れていたリーグ開幕3連敗。そして、ゲーム内容でも、攻守の課題は解決されなかった。攻撃では形は作れどゴール前の決定力を欠き、先制点を奪えなかった。両サイドからの攻撃は多かったが、中央からの攻撃は少なく、アタッキングゾーンに入る前にボールをロストし、むしろピンチを招く要因にもなった。守備では失点シーン含め、ゴール前の対応が上手くいかず、相手がフリー、または、プレッシャーのかからない状況でシュートを放ち、あっさりと失点してしまう。失点すれば、ピッチ内での修正が図れず、連続失点でゲームそのものを失ってしまう。相模原戦同様、ザスパの弱さが改善されることは無かった。
J2復帰、J3優勝を掲げながら開幕3連敗でリーグ最下位、いまだ勝ち点を1ポイントも掴むことができていない。むしろ、J3残留を不安視する声もある。シーズン前に描いていたものとは結果、内容ともに大きくかけ離れてしまった。
「過去のJリーグを見ても、3連敗スタートから優勝したチームはある」
それでも沖田優監督は前を向く。
確かに、過去、Jリーグを見れば、開幕3連敗から優勝、昇格をしたクラブはある。1999年、当時J2の川崎Fは開幕3連敗からリーグ優勝し、J1昇格を果たした。また、2015年、当時J2の福岡も開幕3連敗を喫したが、最終的には3位になりプレーオフを勝ってJ1昇格を掴んだ。
ただ、それは奇跡を起こすに近い事だ。
直近5シーズンのJ3リーグを振り返ると開幕3連敗で優勝、昇格したチームは無い。最も厳しい結果で昇格を掴んだのは、2024年の富山だ。このシーズンの富山は、開幕3試合勝ちがなく、3分けでスタート、さらに4節で敗れ、初勝利は5試合目だったが、リーグ3位になり、プレーオフを勝ち抜き、J2復帰を手にした。
このシーズンの富山は、開幕直後こそ出遅れた印象はあったが、ホームで強さを見せ、ホーム戦19試合で11勝7分1敗(通算では16勝16分6敗)と1度しか負けなかった。やはり優勝、昇格を果たすクラブには、他にはない何かしらの強さがある。
他方、ザスパを見た時、現体制なってからクラブとともに「超・攻撃的」を掲げたが、その姿をサポーターに届ける事は出来ていない。それも含め、「今のザスパで誇れる強さとは何だろうか?」と自問しても、正直答えが出ない。
サポーターからは、サッカースタイルの変更、監督交代という声が出る。沖田ザスパになり1年半、結果が出ずとも、この26/27シーズンに花開くためと信じてきたサポーターからすれば、その思いも理解できる。
今週、来週は、ミッドウィークに天皇杯、ルヴァン杯とカップ戦が入るが、今は、リーグ戦でいかに勝利を掴めるか、そして、勝つだけではなく、今後に繋がる強さを示せるかにフォーカスせざるを得ない。
リーグ戦では、次節、リーグ5位と良いスタートを切った長野と対戦、そして、5節・福島はザスパとともにいまだ勝ち点がなく、現状、裏天王山になるカードだ。
今のザスパを貫くというならば、連勝はもちろん、「超・攻撃的」なサッカーで相手を圧倒し、サポーターを納得させる強いザスパを示すことが最低条件になる。
まずは、次節、アウェイで行われる長野戦だ。これまでとは変わった姿を、強いザスパを、そして、結果にこだわり、勝利を手にするザスパを見せて欲しい。みんなが、そんなザスパを待っている。
