7月28日にご紹介したのは、藤岡っ子のソウルフードとして愛され続ける甘楽亭。「たれカツ」という唯一無二の味で私たちを魅了してくれます。タレからゴハンまで、全てにこだわり続ける四代目・宇留間さんにじっくりお話を伺いました。
藤岡っ子なら誰もが食べている、たれカツのお店。大きな店内とは別に、持ち帰りのお弁当受け取りスペースもあります。
こちらに来たら、何はともあれたれカツを召し上がれ。大人気の御膳にはカツ丼を中心にお惣菜や茶碗蒸しが豪華に並びます。
ただ厚みだけで勝負をするのではなく、噛んで美味しい、女性やお年寄りでも美味しくかぶりつけるサイズを考案。これがさらなる人気の秘訣となりました。独特の衣にはしっかり自慢のタレが染み込んでいます。
「タレは生き物」と語る宇留間さん。常に何種類ものタレを用意し、それらを配合することでベストの味を作り出して行きます。「出来立ての美味しさ」にこだわるため、ゴハンも少量ずつ炊き、お味噌汁はオーダーが入るたびに温めなおします。聴いているこちらが、光熱費の心配をしてしまいました。
明治時代からお食事処として名高い歴史を誇る甘楽亭がカツ丼を手がけたのは戦後のこと。それまで扱っていた牛なべのタレを生かして、ここでしか味わえないたれカツを考案します。その美味しさはお墨付き、著名人が都内から訪れることも。
店内で頂くのはもちろん、お弁当も沢山売れるのがこのお店の特徴です。「私たちは沢山の個数を作るけれど、召し上がる方にとっては、それが唯一のうちの味。だから、絶対に力を抜けないんです」と宇留間さん。ソフトな語り口調が、この時ばかりはグっと力強く変わりました。
ここでしか味わえない、また絶対食べたくなる究極の味!藤岡・甘楽亭で召しませ、しあわせの一口!
DATA
「甘楽亭」(かんらてい)HPはこちら
群馬県藤岡市藤岡1673-5 0274-22-0244
【営業時間】
月~金
11:00~14:00 16:00~20:00
土
11:00~14:30 16:00~20:00
定休日:日曜日