【オリコンニュース】
『キングダム』紫夏を演じるのは杏
 原泰久による人気漫画を、山崎賢人(※崎=たつさき)主演で実写映画化するシリーズ第3弾『キングダム 運命の炎』(7月28日公開)で、エイ政(吉沢亮)の過去と深く関わりを持つ闇商人・紫夏(しか)役を俳優の杏が演じていることが明らかになった。

【動画】映画『キングダム 運命の炎』最新予告編

 時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信(山崎)と、中華統一を目指す若き王・エイ政(吉沢)の活躍を壮大なスケールで描く本作。今作は、原作漫画の「馬陽(ばよう)の戦い」と「紫夏(しか)編」が描かれる。

 今作に初登場し、キーパーソンとなる紫夏は、孤児だった幼い頃に行商人に拾われ、現在では闇商人の女頭目として腕を発揮している人物。国全体で秦国への大きな恨みを抱く趙(ちょう)国で、すべての人間から憎悪と暴力を受け続けていたエイ政を唯一助けようとする正義感と母性にあふれた美しき女性だ。未来の王となるエイ政を、趙国から秦国へと脱出させる危険なミッションを請け負うことになる。

 馬術や剣・矢を用いた戦闘シーンも披露するなど、難しい役どころを演じた杏は、「産後初めて映画館に観に行った映画がキングダムパート1でした。数年ぶりの映画館で高揚しながら観た『キングダム』は、大好きな漫画の世界がまさにそのまま目の前に写しだされた、迫力あるものでした。もし続編があるなら出れたらなあ、なんて思っていたら、まさか紫夏という役をいただけるとは思いませんでした」と喜びを語っており、「紫夏は過去、エイ政の人生に大きな影響を与えた重要な存在です。このエピソードが映像化されるというのは原作ファンとしてもとてもうれしいです」とコメントを寄せた。

 また、エイ政役の吉沢は共演時のインタビューで、「ビジュアルはもちろん、お芝居もすごく上品で、闇商人という設定ではありますが、紫夏の持つ美しさや正義感が感じられてとてもすてきだなと思いました」と絶賛のコメント。

 さらに佐藤信介監督は撮影を振り返り、「誠実に、非常にしなやかな柔軟さを持って、この紫夏という女性を演じられました。一つ一つのカットを、丁寧に、さまざまな挙動を確認しながら。そうして映し出されたのは、大胆な振る舞いで人を引っ張る闇商人の強さと、包み込む母のような温かさでした」と語っている。

 松橋真三プロデューサーは、「紫夏は『キングダム』の魂の根幹であり、その存在感だけで、正しく誠実である人柄が出てこなければなりません。そして、深く広い母としての愛を持っている人でなければならず、我々は迷いなく杏さんにオファーさせていただきました」と、杏の起用理由を説明している。

 あわせて、最新予告映像(71秒)が公開伝され、原作ファンからも絶大な人気を誇る大将軍・王騎(大沢たかお)の「全軍前進」から、兵たちの鬨(とき)で戦いが始まる。信が強く憧れを抱く大将軍・王騎と初めて共に戦場へ立つこととなる趙国との戦を描く「馬陽の戦い」。そして、憎しみしかなかったエイ政の世界に光を与えた感涙のエピソード「紫夏編」。前作でも活躍した錚々たるキャラクターたちの様子と原作屈指の熱いエピソードが盛り込まれた豪華映像となっている。



(提供:オリコン)
『キングダム 運命の炎』(7月28日公開)紫夏を演じるのは杏(C)原泰久/集英社 (C)2023映画「キングダム」製作委員会
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