【オリコンニュース】
松坂桃李、映画で“ハロオタ”熱演
 俳優の松坂桃李が 劔樹人氏の自伝的青春コミックエッセイを実写映画化した『あの頃。』(2021年公開)で主演を務めることが19日、わかった。「ハロー!プロジェクト」のアイドルにのめり込む“ハロプロオタク”の主人公を演じる。

【写真】松坂桃李、『anan』で濃厚キス披露

 ハロー!プロジェクトへの熱い愛と、大切な仲間たちとの出会いと別れを描いた同作。大学院受験に失敗し、地獄のようなバンド活動を続けながら、金なし、彼女なしの底辺の生活を送っていた劔(松坂)は、ある日、松浦亜弥のMVをきっかけにアイドルにどっぷりハマり、やがて仲間たちと共に遅すぎる青春の日々を謳歌していく。『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』などの今泉力哉監督がメガホンをとる。

 松坂は、原作者・劔氏とモーニング娘。のライブを鑑賞するほど、熱心に役作りに励んだ。「劔さんのお話を伺った時、自分も“あの頃”に触れた時、ふと感じ入るものがありました」と振り返りながら「初めてご一緒する今泉監督と共に作りあげていく『あの頃。』をスタッフ、キャストで楽しみながら形にし、お届けできればと思います」と気合い十分に語っている。

■以下、キャスト、監督らのコメント
松坂桃李
「誰しもが持っているであろう“あの頃”。その時間にどんな思いがあって、どんな出来事があって今の自分が生きているのか。
原作者の劔さんのお話を伺った時、自分も“あの頃”に触れた時、ふと感じ入るものがありました。初めてご一緒する今泉監督と共に作りあげていく『あの頃。』をスタッフ、キャストで楽しみながら形にし、お届けできればと思います」

今泉力哉監督
「松坂桃李さんとご一緒できること、とてもうれしく思います。原作の『あの頃。』は他愛ない時間の蓄積から生まれた変化球的な出会いと別れの物語です。移ろいゆく季節の中で確実に存在した、くだらなくも愛おしい仲間たちとの時間。常にその中心にあったハロプロの存在。憧れの監督である冨永さんに脚本を引き受けていただき、松坂さんはじめ、スタッフキャストの力を集結させて、原作よりもくだらなくてだらしない日常を生み出せたらなと思っています。お楽しみに」

脚本・冨永昌敬
「劔さんは『あの頃。』のあとがきを“僕の友人たちが、この作品を通じてみなさんの友人のように思えたなら”と結んでいます。この一節にしびれました。作者の登場人物に対する“なれなれしさ”はすこぶる心地よく、脚本を書きながら、まるで自分の友人がそこにいるみたいな親近感を持ちました。
そして登場人物への“なれなれしさ”とは、今泉監督の絶大な美点でもあります。この映画がみなさんのよき友人となり、笑いも涙もともにしてくれることを心から願っています」

原作・劔樹人
「この作品は元々、引き受けたものの何のプランもなく、苦し紛れに描き始めたweb連載のマンガエッセイでした。それがまさか、こんな豪華な映画になるとは未だに信じられないし、登場する実在の友人たちは、今なお映画化は私が嘘をついてると思っています。それでも私の人生で忘れることのできない大事なひと時と、自慢の友人たちを記録した大切な作品ですので、映画の力で多くの方に伝わり、さらに愛するハロー!プロジェクトが、一層盛り上がるきっかけになれば、私のアイドルオタク人生に思い残すことはありません。
今泉監督ですから、間違いなく原作より面白いです! また、主演の松坂桃李さんには、モーニング娘。のコンサートも一緒に観に来ていただき、その熱心な気持ちに、私のほうが感激して勇気をもらってしまいました。人生って素晴らしい。必ずkeep your smileで、笑顔に涙な作品になると思います!」

(提供:オリコン)
『あの頃。』に主演する松坂桃李 (C)2020『あの頃。』製作委員会
【関連記事】
松坂桃李、裸より着衣が恥ずかしい? “大胆な濡れ場”上映後の舞台あいさつに赤面
松坂桃李、尾野真千子と2度目の共演は…殺人犯vs週刊誌記者
松坂桃李、人生初“合コン”経験 “愛してるよゲーム”に緊張「普段言うことない」
松坂桃李、“少し年配の方”くくりに苦笑い「まだ若者の輝きも出したい」
松坂桃李、リアクション芸に挑戦も不安「評価は視聴者のみなさんに…」

▲ページTOPに戻る