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自力でできるアラフォー美容術
 ある日、鏡を見て愕然――。年を重ねた女性なら、一度はそんな嬉しくない体験をしたことがあるだろう。肌のたるみやシワ、シミなど、年齢による劣化は避けて通れないもの。だが、ワラにもすがる思いで、エステや化粧品などお金をかけて試し、散財してしまうケースもよくある。ここでは、40代、50代、60代の女性たちが編み出した“自力でできる”美容法を紹介。今日からすぐ実践できることばかりなので、ぜひお試しあれ。

【写真】嘘でしょ⁉ これで69歳…奇跡の美魔女の40代から60代の変遷とアップップメソッドやり方

■覚えれば1分で完了、脱・オバサン顔できる“毒出し顔トレ”

 1つ目に紹介するのは、ボディライン・アーティストMicacoさんが編み出した“顔の劣化防止メソッド”だ。過去に、17キロもの産後太りの経験から、独自の骨盤矯正メソッド『インスパイリングエクササイズ』を考案したMicacoさん。その後、「顔が垂れてブサイクになってる!」と実感した出来事もあり、骨盤矯正を顔の骨格に応用した顔劣化防止メソッド『毒だし顔トレ』を編み出し、著書『脱・オバサン顔! 1分間毒出し顔トレ』(集英社)にまとめた。これは、自分の指の関節を使い、顔の骨に沿って毒素を排除していく内容だ。

 「骨のところに毒素が付着して、それが溜まることで顔が垂れてくる現象が起きるんです。なので、まず毒素を取り除いて老廃物の流れをよくするために、完全に骨をとらえて行うこと、それが“毒出し顔トレ”の基本です。顔も体と同じく筋肉でできているので、さらに筋肉を鍛えることでパーツのたるみもとれてどんどん顔が若返って見えるようになっていく。最初は痛い人が多いと思うのですが、痛い=毒素が溜まっている悪い状態=老化への第一歩、ということ。でも、毎日続けてやっていると、いつの間にか痛みもなくなってくるんですよ」

 簡単なメソッドのため、続けることも容易だという。

 「朝晩の洗顔のついでにできるから、思い出してできるのかも。しかも、一度やり方を覚えれば1分前後で終わる手軽さなので、それも続けられるコツなのかなと思います。必要なのは、メソッドをやる前に使う馬油と吹きかける水だけ。老廃物がなくなることでお肌のトーンが明るくなるから、ファンデーションいらずの肌に変わっていきますよ」

■「奇跡の69歳」が提唱、エステに頼らないリフトアップ術

 二つ目は、「奇跡の69歳」(取材当時)と言われる上野潤子さんによる、顔の筋肉を鍛えることでタダでリフトアップを行う『アップップメソッド』だ。もともとエステに通っていたが、「エステは他力本願。マッサージの仕方を思い出せば、自分でもできるのでは?」と考えたのが、メソッド考案のきっかけだそう。メソッドの有効性は、上野さんのハリのある肌を見れば、一目瞭然だろう。

 「眼球を動かすとか、頭皮からマッサージすることもそう。私たちの身体は皮一枚ですべてつながっていますから、年齢とともにどんどん垂れてしまうんです。自然と上がることはまずないので、現状を維持していくのもとても難しい。でも、自分でできることで、なんとか維持することはできないか? そのために『アップップメソッド』を作りました。エステなどで行うリフトアップの注射は高額ですし、一定期間で何度も打たないと、効果も落ちてきてしまう。けれど、毎朝毎晩、自分で顔を動かすのならタダですし、努力を習慣にできる人なら、若返っていくように感じられると思います」

 『アップップメソッド』は、その名のとおり「アップップ」と口に出しながら行う。口周りのたるみ対策として、口を縦に横に広げる口輪筋引き締め運動、頬を上げるための手を使った運動などがある。上野さんはそれを著書『奇跡の69歳が証明! マイナス15歳の顔になれる アップップメソッド』(かんき出版)にまとめている。

 「表情筋を鍛えると、おでこのシワが少なくなっていく。すると、いつも笑っていられるから、自然と口角が上がっていきます。まずは、とにかく笑う。中途半端な笑顔じゃなくて、上の歯を全部見せるくらいの笑顔で。老けた印象というのは鼻から下のシワが大きく影響するので、口を動かして、舌をしっかり動かすことが大事なんです。そして、やるときはお腹に力を入れることも重要。それによって姿勢も、便通も良くなります。すべては笑顔から繋がっていくということを、実感してほしいですね」

■「無理な若作りは厳禁」、YouTuberが教えるアラフォーNGメイク

 とはいえ、顔自体を整えても、やはりシワやたるみ、シミなどの粗は隠せない。そんなときに参考になるのが、YouTuber・あいりさんが教えるアラフォー向けのメイクだ。あいりさんは、自身が40歳となった誕生日からYouTubeを開始。「動画を見てくださる方は、私と同世代のアラフォーの方が多いんですが、悩んでる方のお役に立てるなら何でもやりたくて」と、自らのシミや肌トラブルなども隠さず、メイク法を公開している。

 あいりさんは、「40代ともなると、若いころとは違ってなんでも流行りに乗るのはキケン」とコメント。年齢を気にするあまり、無理な若作りにはならないよう、「年相応の美しさを手にし、若々しいと言われることを目指す」メイク作りをしているそうだ。

 「NGにしているのは、アイメイクひとつをとっても、カラコンや囲みメイクはしない、アイシャドウに大粒のラメは使わないとか、色々あります。下瞼にキラキラしたものをつける方は多いですけど、目の下はなるべくさわらないようにして、クマなどが気になる部分だけをケアします。あとは、この年になるとやっぱり艶が命ですね。今の流行りが、マットな質感のファンデーションや口紅であっても、肌も唇もやっぱり艶感を大事にしたい。流行色も極端に取り入れすぎず、自分の肌に合ったカラーを使うのが私のポリシーなんです」

 「シミでもシワでも、隠しすぎると逆に若々しさがなくなる」というあいりさん。素を出しつつ自信をつけることが大事だが、そのためには食べ物や運動、自律神経の乱れに気を付けるべきだとか。

 「年齢を重ねてきてわかったんですが、昔は出ていたやる気が出なかったり、眠れなくなったりするんです。そのせいで、お肌にも直接影響が出てくる。だから、40代以降は身体の不調を更年期のせいにせず、ちゃんと自分の身体に向き合ったほうがいい。その上で、食生活や新陳代謝の促進、スキンケアに一番大事なクレンジングなど、実践していけたらいいのかなと思います」

■「変わりたい」を叶える、老いに惑うアラフォーの救世主

 一方、横浜・鶴見の美容室で、ヘアメイクレッスン『ビューティチェンジ』を行っているeriさん・直美さん姉妹は、美容やメイクに迷うアラフォー女性の救世主とも言える存在。“変わりたい”“こんな自分になりたい”という本音を聞きだす事前のイメージセッションと、それを具体化したヘアメイク施術を組み合わせたものだ。

 「歳をとるのは自然なことで、マイナスに捉えすぎなくていいと思っています。ただ、過去の若い頃のご自身と比べ、「自分の老いをどうしたら良いのかわからない」と言う方、加齢による体質や見た目の変化で本当に変りたい希望や本音を言えない方もいらっしゃいます。だからこそ、私たちは“変わりたい気持ち”を丁寧に扱いたいと思うんです」(eriさん)

 一度メイクを施して終わりではなく、“なりたい自分”を具現化してもらったら、今後はそれを習って実践していけばいい。実際にレッスンを受けることができなかったとしても、二人の著書『激変!ビフォア・アフター』(ダイヤモンド社)には、様々な女性の悩みに対応したメイク法が事細かに収録されている。

 「実際にレッスンを申し込んで下さっていた方で、『本を読んで試してみたら、自分で出来たので頑張ってみます!』と予約をキャンセルされた方もいらっしゃいました(笑)」(eriさん)

 「今まで、メイクレッスンに来ていただいたお客様に共通するお悩みやご質問などを中心に、自分自身がアラフォー女性の一人だからこそわかるオススメのテクニックをふんだんに盛り込みました。コスメを見直してみたり、手順をかえてみたり、ツールを変えてみたり…、すぐに始められそうなことからぜひ試して頂きたいと思います」(直美さん)

(提供:オリコン)
『ビューティチェンジ』で変身したアラフォー女性の(左)ビフォア→(右)アフター
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