【オリコンニュース】
ANN55周年 白岩瑠姫のメンバー愛
 1967年10月2日の深夜1時。「君が踊り僕が歌うとき、新しい時代の夜が生まれる。太陽のかわりに音楽を、青空のかわりに夢を。フレッシュな夜をリードするオールナイトニッポン!」という糸居五郎の第一声で、ニッポン放送“深夜ラジオの代名詞”『オールナイトニッポン(ANN)』が幕開けした。現在にいたるまで、才能豊かな数々のパーソナリティーを見出し、リスナーに寄り添い、常に時代の最先端を見つめ、話題や文化を発信してきた『ANN』が、この4月から55周年YEARを迎えた。

【密着カット】わちゃわちゃトークで盛り上がるメンバーたち

 ORICON NEWSでは、毎月1組のパーソナリティーにスポットを当てて『ANN』の今を紹介する連載企画をスタート。第9弾の2回目は、昨年4月よりスタートした『JO1のオールナイトニッポンX(クロス)』(毎週水曜 深0:00)でメインパーソナリティーを務める白岩瑠姫へのインタビューを届ける。

■スタートから9ヶ月でラジオが“生活の一部”に 理想の形は「ラフにできたらベスト」

 スタートから約9ヶ月経ち、白岩にとってラジオはすっかり生活の一部になっているようだ。「最初はアドレナリンが出て、ベッドについても5時、6時くらいまで寝られなかったんですけど、途中からだいぶ慣れてきて、お風呂に入っていろいろしたら寝られるようになってきましたね。もう一週間のサイクルができているから、事前に収録して生放送じゃないときも、寝ていいのになぜか起きていることがあります(笑)。『あ、ヤバい、放送だ』と思ってドキドキしちゃって。そういうときは放送を(縦型動画アプリの)『smash.』で見たりするんですけど、正直めっちゃ恥ずかしいですね。自分がしゃべっている声はいまだに変だなって感じますし、そのときは気づかないけど、特にアフタートークを見ていると『こんなに、テンション上がってしゃべっていたんだ』と実感することもあって。だいたい『何話したっけな?』と思い出しながら見ているので、多分ファンの方と同じくらい楽しんでいますね。自分で見ても面白いです(笑)」。

 『ANN』という歴史ある番組を任されたからこそ、そしてパーソナリティーという役割もあり、気心の知れたメンバーと話す場ではありながら番組内と普段では無意識に切り替えている部分があるようだ。「最近気づいたんですけど、普段は使わないのに、この番組だと年下メンバーにも敬語なんですよ。いつもはJAM(JO1のファンネーム)のみなさんに届けばいいというか、みなさんに向けたコンテンツが多いんですけど、ANNXは誰でも聞けるし、見られるじゃないですか。それに僕もJAMのみなさんもメンバーひとりひとりのキャラを知っているから『こいつはここをイジったら面白いんだ』とわかるけど、『初めての人でもわかるように』『身内ネタになりすぎないように』といろんなことを意識していると、敬語になっちゃうんです」。自身が考える“理想形”についても話が及んだ。

 「本当は『続いては、こちらだよ!』とか『おっす!今日もやってまいりました〜!』みたいな感じでやりたいんですけど(笑)、進行したり、軌道修正していくときには堅くなっちゃいがちというか。それはそれで正解なんですけど、本当はもっと弾け飛びたいし(笑)、椅子に座ってそのまま始めましたみたいな感じで、ラフにできたらベストだなぁと思うんです。ただ僕らはデビューして3年で歴もまだまだ浅いので、そういうふうにはやりづらいというか、守ったほうがいい部分もあるのかなとか、いろいろ考えますね。リスナーの方とバトルしたり、しっぽり大人に『(低いトーンのいい声で)さあ、今日もやってまいりました』って感じでもやってみたいですけど(笑)」

■ネタ収集も欠かさず 番組の垣根をこえたつながりに期待も

 もちろん、メンバーとファンへの配慮も欠かさない。「僕は毎週出ていますけど、他のメンバーはランダムで回数的に少ないのでたくさん話してもらいたいですし、JAMのみなさんが喜ぶような話をしたいなとは思っていますね。まあ、できているかはわかんないですが(笑)。なので、ラジオで話すネタは1週間のあいだにお仕事や練習でメンバーがぼそっと話したことを覚えておいて、それを聞いてふくらませたりすることが多いです。もともと客観的に一歩引いて見るタイプだったんですけど、ラジオが始まってよりそうなったのかもしれません」。

 もともとラジオを聞く習慣はなかったという白岩だが、この番組を任されたことで、ラジオへのイメージや価値観が変化していった。「この番組のお話をいただいたときに、自分たちがパーソナリティーを務めることで、若い世代にラジオという存在を改めて知ってもらったり、聞いてもらうことが役目かなと思ったんです。いざやってみたらすごく楽しいし、ラジオ好きなスタッフさんから教えてもらって、例えば麒麟の川島(明)さんの番組(『川島明のねごと』)とか、芸人さんのラジオを聞いたりしていて。もともと芸人さんのネタやトークを聞くのが好きだったので、今も教科書やお手本として聞かせていただいていますし、ラジオのよさも実感しています。この番組が始まったことで視野が広がったのを感じるので、すごくよかったなと思います」。

 ANNといえば番組の垣根を越えたつながりや、やりとりも魅力のひとつ。その中で今後コラボしてみたいパーソナリティーを教えてもらった。「EXITさんや緑黄色社会さん、Creepy Nutsさんは音楽番組で会ったときにラジオの話をさせていただいていて、この番組のおかげで交流の幅も広がっているなと思っています。それこそEXITさんはメンバー何人かが家にお邪魔させていただいて、ゲームをやって盛り上がっているらしいので、僕も知らないメンバーの一面を聞けるんじゃないかなと思います。あと単純に話してみたいのは、僕らと一緒にオーディションを受けたOWVです。めっちゃ面白いんですよ。共演するとJAMのみなさんが『OWVのトーク面白いなぁ』と言っていることが結構あって、嫉妬してしまうくらいなんですただ誰が来てくださっても本当に勉強になると思いますし、どなたでも楽しいと思います!」。

【JO1】
サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で、番組視聴者である“国民プロデューサー”累計約6500万票の投票により選ばれた11人によるグローバルボーイズグループ。これまでに発売した6作のシングルすべてがオリコン週間シングルランキングで1位を獲得。昨年、海外ではアジア最大級の音楽授賞式「2022 MAMA AWARDS」において“Favorite Asian Artist”を日本人アーティストで唯一の受賞。さらに「WEIBO Account Festival 2022」において“優秀男性グループ賞”を受賞。大晦日には「第73回NHK 紅白歌合戦」への初出場を果たすなど、レベルの高いシンクロパフォーマンスを持ち味に、日本国内外で非常に高い注目を集めている。

(提供:オリコン)
『JO1のオールナイトニッポンX(クロス)』を担当する白岩瑠姫(撮影/近藤誠司) (C)ORICON NewS inc.
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