【オリコンニュース】
吉沢亮×北村匠海 ビジュアル解禁
 俳優の吉沢亮と北村匠海が兄弟役で共演する舞台『マーキュリー・ファー Mercury Fur』(2022年1月上演)の先行ビジュアルと公演概要が15日、解禁された。

【縦カット】過酷な状況下で生きる兄弟を演じる吉沢亮×北村匠海

 本作は、イギリスの劇作家フィリップ・リドリーが2005年に書き下ろし、日本では2015年に白井晃の演出により初めて上演された。高橋一生×瀬戸康史のコンビと白井の演出で、過激な表現、挑発的なせりふ、極限状態に置かれた人間の残酷さ、生きること、愛することを渇望する人間の美しさが描かれた。

 およそ7年ぶりの再演となる今回は、劇場をシアタートラムから世田谷パブリックシアターへと移し上演。過酷な状況下で生きるエリオットを吉沢、ダレンを北村が演じ、ほか加治将樹、宮崎秋人、小日向星一、山崎光、水橋研二、大空ゆうひが出演する。

■演出家・キャストコメント
・白井晃
世田谷パブリックシアターのレパートリーとして、この作品が再演できることに大きな喜びを感じています。
演劇作品の場合、劇作家が意図したことが、上演される場所や時期によって思いがけない広がりを見せることがあります。演劇がコンテンポラリーな表現である所以(ゆえん)でしょう。この作品がシアタートラムで初演された時がまさにそうでした。2001年以降の不安定な世界情勢を反映して生まれたこの作品は、不安感が拡まる初演時の社会状況とシンクロして、とてつもない臨場感を呼ぶことになりました。まさに劇場で起こっていることと、劇場の外の世界の境目がなくなる感触がありました。
あれから6年が経ちましたが、世界は危機感がなくなるどころか、不安はますます増幅し恐怖はいたるところで慢性化してしまったようです。それだけに、今回の再演で、作品にどのような意味が加わるのか、正直、予想がつきません。
再演にあたり、すべてのキャストが変わり、新しいプロダクションがスタートします。劇場もシアタートラムからパブリックシアターに移ります。表現者や空間が変われば、自ずと作品から見えるものも変わっていくでしょう。荒れ果てた世界で、生を繋ぐために懸命に支え合う兄弟。その愛情をのみ込むほどに、この「マーキュリー・ファー」の世界は厳しいです。創作のスタートが恐ろしいほどに楽しみです。

・吉沢亮
今まで色々な舞台を観させていただきましたが、6年前にマーキュリー・ファーを見た時の衝撃、圧倒的興奮と疲労感は、今でも特別なものとして残ってます。それからずっとマネージャーさんに、マーキュリー・ファーのような舞台をやりたい! と言い続けていたら、まさかのご本人登場で軽くパニックです。
自分が見たシアタートラムの密閉された臨場感のある空間から、パブリックシアターに劇場が変わり、キャストも変わり、見え方もまた違うものになると思いますが、イスから立てなくなるほどのあの衝撃を、今回見に来てくださる方々にもぜひ体感していただきたい。エリオットと共に僕自身もとことん追い詰められる時間になりそうですが、とても不安で、楽しみです。

・北村匠海
マーキュリー・ファーにて、ダレン役を演じさせていただきます。舞台は、昔から見ることが好きで色んな劇場に足を運んでいました。
でもどうしても、音楽のライブと舞台の2つのナマモノを両方とも大切だからこそ、掛け持つことに勇気が出ず、挑戦することができずにいました。
しかし、このマーキュリー・ファーと言う濃密な作品、そして信頼し合える吉沢亮くん、巨匠・白井晃さんと、ストイックに芝居だけのことを考えることのできるチャンスを逃してはいけないと思い、初舞台に挑みます。
自分の中に構築されている芝居をぶち壊して、素っ裸で戦います。僕も楽しみです。皆さんもぜひ楽しみにしていてください。

■公演概要
・世田谷パブリックシアター(東京) 2022年1月28日~2月16日
・まつもと市民芸術館 主ホール(長野) 2月19日、20日
・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場(新潟) 2月23日
・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール(兵庫) 2月26日、27日
・刈谷市総合文化センター 大ホール(愛知) 3月5日、6日
・福岡市民会館・大ホール(福岡) 3月10日、11日

(提供:オリコン)
舞台『マーキュリー・ファー Mercury Fur』の先行ビジュアル(撮影:設楽光徳 )
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