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田中公平、30年ぶりドラマ音楽
 アニメ『勇者王ガオガイガー』の主題歌「勇者王誕生!」や、アニメ『ONE PIECE』のオープニングテーマ「ウィーアー!」を作曲し、「サクラ大戦」シリーズなど、アニメ・ゲーム音楽の巨匠・田中公平が約30年ぶりにテレビドラマの音楽を手がけることがわかった。NHK総合で放送される第43回創作テレビドラマ大賞『ゴールド!』(3月27日 後10:00~10:49)。ドラマで主演は、俳優の藤竜也が務める。

【写真】作曲家の田中公平

 日本放送作家協会とNHKが共同で主催する「創作テレビドラマ大賞」。昨年度、810編の応募作から大賞を射止めた鳴尾美希子氏の脚本をドラマ化。超高齢化社会を迎えた日本で多発する、高齢ドライバーによる交通事故という社会問題を背景に、自分の運転に絶対の自信を持つ誇り高き主人公が、若い警官や先輩老人、孫娘との交流を通じて、自らの“老い”を受け入れ、認知症の妻との関係を見つめ直していく姿を、滑稽に、ユーモラスに、優しい目線で描いていく。

 運転免許を取得して50年以上。ただの一度も交通違反など犯したことはない、犯すはずがない。そんな柴田政継(藤)は、認知症の妻・冨美代(吉行和子)を乗せての運転中に、ある交差点で若い警察官・西井(坂東龍汰)に停止を求められ、信号無視で生まれて初めて違反切符を切られてしまう。

 自分の運転に絶対の自信とプライドを持つ柴田は、西井の過ちを暴くのだと、ビデオカメラを携えて西井の取締りの監視を始めるが、敵はなかなか尻尾を出さない。挙げ句の果てには悪質なドライバーを説教し、結果的に西井に協力までしてしまう始末。

 一方、最愛の妻・冨美代は夫である柴田のことも忘れてしまっていたが、突然やってきた孫娘の美咲(小川未祐)に対しては久しぶりの笑顔を見せる。そんな中、柴田は唯一あいさつを交わす仲の高宮(品川徹)が起こした交通事故を目の当たりにし、ハンドルを握れなくなってしまう。さらには冨美代がいなくなり、美咲とともに必死で探す柴田。そんな柴田の窮地を、他ならぬ仇(かたき)の警察官・西井が救う。

 ゴールド免許保有の高齢ドライバーが起こした、まさかの信号無視。最初は濡れ衣を着せられたと思い、その汚名をそそぐことに執念を燃やすが、やがて彼が見いだしたものは、記憶の中の自分の姿とは遠く離れた自らの“老い”だった。

(提供:オリコン)
第43回創作テレビドラマ大賞『ゴールド!』藤竜也(写真)主演でドラマ化。NHK総合で3月27日放送
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