【オリコンニュース】
『セクシー田中さん』調査開始
 日本テレビは26日、原作者・芦原妃名子さんが急逝したドラマ『セクシー田中さん』の社内特別調査チームが23日より調査を開始したと伝えた。

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 昨年10月クールに放送されたドラマ『セクシー田中さん』は、ドラマ終盤の脚本を芦原さん自身が執筆した。これに対する反響などを受け、今年1月26日、芦原さんは自身のXに「今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」経緯を長文で投稿。文章は小学館と事実確認したとするもので、自身の原作への思いとともに、ドラマ制作前に「必ず漫画に忠実に」などの条件を確認するも、「当初の条件は守られず」と説明。

 ラストには「最後となりましたが、素敵なドラマ作品にして頂いた、素晴らしいキャストの皆さんや、ドラマの制作スタッフの皆様と、『セクシー田中さん』の漫画とドラマを愛してくださった読者と視聴者の皆様に深く感謝いたします」と結んでいた。

 28日には同投稿を削除し、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と記した。同内容を掲載していたブログにもアクセスできなくなった。29日に死去が報じられた。

 これまで日本テレビは「芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。日本テレビとして、大変重く受け止めております。ドラマ『セクシー田中さん』は、日本テレビの責任において制作および放送を行ったもので、関係者個人へのSNS等での誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます」などとコメントしており、2月15日には、社内調査チームの設置を報告していた。

 公表されたメンバーについては下記の通り。

◆外部有識者
◎早稲田祐美子(わせだ ゆみこ)弁護士
所属:東京六本木法律特許事務所
1985年弁護士登録、著作権をはじめとする知的財産分野で著名。第二東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長などを歴任。

◎國松崇(くにまつ たかし)弁護士
所属:東京リベルテ法律事務所
2012年弁護士登録・コンテンツ制作の契約法務、番組(ドラマ、脚本等)の法律監修や考査・検証など、メディア・エンタメ関係の実務に幅広い知見と実績。

◆社内メンバー
◎山田克也(やまだ かつや)
社内特別調査チーム責任者、取締役執行役員(広報・コンプライアンス、総務担当)コンプライアンス推進室長

◎谷田哲哉(たにだ てつや)弁護士
所属:木挽町総合法律事務所
1993年弁護士登録、2003年より同社顧問弁護士

■「日本いのちの電話」
ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時~午後10時)
フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時~午後9時/毎月10日・午前8時~翌日午前8時)

(提供:オリコン)
日本テレビ(C)ORICON NewS inc.
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