【オリコンニュース】
INI、初単独ドーム公演で7万人動員
 グローバルボーイズグループ・INIが昨年11月からスタートした全国アリーナツアーの追加公演として24日、25日に初の単独ドーム公演『INI 2ND ARENA LIVE TOUR[READY TO POP!]IN KYOCERA DOME OSAKA』を京セラドーム大阪で開催した。2日間で7万人を動員し、ツアー全体で延べ20万人を動員。デビュー3年目で念願のドームという大きな舞台で成功を収め、約3ヶ月かけて全国をツアーを締めくった。

【ライブ写真】MINIと一緒に…!ドーム公演で記念撮影を行ったINI

 オープニングでメンバーのシルエットが現れ、大きな歓声に包まれると、 メンバーの西洸人が「ぶち上がる準備はできてるか!」とライブの醍醐味であるあおりを入れ「SPECTRA」「Rocketeer」をそれぞれロックバージョンで披露し会場を一気に盛り上げる。暗転し、ブルーの光が降り注ぐ中、 「Ay yo」のシャウトとともにリリースしたばかりの2ndアルバム『MATCH UP』に収録されている新曲「MORE」のパフォーマンスを初披露した。

 続いてのブロックでは、メンバーの藤牧京介と池崎理人(※崎=たつさき)が作詞に参加したR&B曲「Ferris Wheel」をのびやかに歌い上げて会場がひとつになり、続く「We Are」ではそれぞれのメンバーのイメージでデコレーションが施されたキックボードで、ステージを縦横無尽に移動しながら、楽しげに歌う様子が見られた。

 その後、「Runaway」「STRIDE」では観客全員と合唱する場面や、しっとりとハーモニーを奏でる「Mirror」を歌い上げると会場からは拍手が沸き起こり一体感が増した後は、5thシングルのタイトル曲「HANA_花」を披露。ステージの大きなLEDだけでなくメンバーが立つセンターステージの足元にも花が映し出され、まるで花畑の中で歌っているかのようなステージとなった。

 続くステージでは、2ndアルバムのタイトル曲「LEGIT」をアリーナツアーとは異なる新衣装をまとい、迫力満点のパフォーマンスを披露して観客はヒートアップ。『STREET WOMAN FIGHTER2』OST参加曲「Busterz」を荒々しいギターに合わせたワイルドなダンスでさらに会場全体を沸かせ、「DROP」を始めとした約7分間に及ぶダンスメドレーで観客を圧倒した。

 また、田島将吾と高塚大夢(※高=はしごだか)が作詞に参加した「Dirty Shoes Swag」では、曲名にちなんでスニーカーを吊るしたサイクルに乗り登場。外周を周りながら客席に向けて手を振るなど、近距離で観客に笑顔を届けるシーンもあった。その後はアイランドステージと呼ばれる、後ろ側のスタンド席に近いステージに降り立ち多くのファンを盛り上げ、「INItialize」「New Day」やヒット曲「FANFARE」とアップテンポの曲で畳みかけ、ボルテージは最高潮のまま本編の幕を閉じた。

 本編終了後、アンコールでは飛行船モチーフのフロートに乗って登場したメンバー。スタンド席の観客とも目線を合わせながら「AMAZE ME」「HERO」に加え、INIが結成されたオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』でのテーマ曲「Let Me Fly」を披露すると、グループ結成時から今までを振り返るようなエモーショナルな雰囲気に包まれたところで、メンバーから最後のあいさつに突入。

 メンバーが話し始めると、客席にはペンライトで作られた文字でメンバーの名前が浮かび上がります。尾崎匠海は「これでツアーは終わっちゃうんですけど、こんな景色を見させていただき皆さん本当にありがとうございます。こうやってINIとして活動していて大変なことはたくさんあるんですけど、メンバーの支えやMINIの支えで僕は楽しく活動できています。そして幸せに過ごせています。京セラドームに立てて大きな夢がひとつかなったんですけど、INIだったらもっと上のステージに行けると思っています。だって、こんなにもすてきなファンの皆さんがいるからです」と感極まりながら、言葉をつむいだ。

 西は「高2からダンスをひとりで初めて、どうやったらもっと上に行けるかとすごく悩んで、そこからいろいろな人に出会って、さまざまな経験をして、気付いたらきっかけとなるオーディションに出会って、11人のメンバーに出会って、そしてMINIの皆さんに出逢えて、たくさんの方に支えられて僕はドームに立つことができました。これはたくさんの人がいてくれたから、投げ出さずにここまでこれました。なので、皆さんも僕たちに出会ったことを後悔させないよう幸せに導きますので、これからも引き続き、よろしくお願いします。最高!」を感謝を伝えた。

 リーダーの木村柾哉は、メンバーに対して「お疲れさま、そしてありがとう!この11人だから見られた景色であり、みんなからのプレゼントでもある景色だと思っている」と全員で肩を組み、INIの絆が垣間見える瞬間もあった。最後に新曲「TELEVISION」歌い上げると、ここでMINIからのメンバーへサプライズがあり、観客の手元には「INIに出逢えて明が好きになった奇跡の出会いがINIを導いたんだ」というメッセージが書かれたスローガンが掲げられ、ドーム公演を迎えたINIに祝福のシャワーが降り注いだ。

 エンドロール中もアンコールの声が鳴りやむことはなく、ダブルアンコールでは「LEGIT」再歌唱し、最後までMINIとの時間を楽しみながら、ダブルアンコールを含む全28曲を完走。大盛況の中、本ツアーの最終公演を締めくくった。

■セットリスト(25日公園)
~本編~
1. SPECTRA
2. Rocketeer
3. MORE
4. Password
5. Shooting Star
6. YOU IN
7. Ferris Wheel
8. We Are
9. Runaway
10. STRIDE
11. Mirror
12. HANA_花
13. 10 THINGS
14. LEGIT
15. TAG
16. Busterz
17. メドレー(DROP~BOMBARDA~Dramatic~CALL 119~Dramatic~Cardio~DROP)
18. Dirty Shoes Swag
19. Do What You Like
20. Let’s Escape
21. INItialize
22. New Day
23. FANFARE

~アンコール~
24.AMAZE ME
25.HERO
26.Let Me Fly
27.TELEVISION

~ダブルアンコール~
28.LEGIT

(提供:オリコン)
初の単独ドーム公演『INI 2ND ARENA LIVE TOUR[READY TO POP!]IN KYOCERA DOME OSAKA』を開催したINI(C)LAPONE Entertainment
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