【オリコンニュース】
リスクを恐れない整形美女たち
 SNSの普及により、自身の整形体験談やさまざまな情報などをオープンに発信する人が増えている。整形を公表し、メディアで活動する彼女たちは、自身の納得する美にたどり着くまで、整形を重ねていく。その姿に、批判的な意見をぶつけられる一方で、憧れや応援の声が多く寄せられている。ORICON NEWSでは、自分の考えや信念を貫いて、整形の様子や独自の活動を行っている2組のアイドルとモデルに注目。整形に対する思いや葛藤について話を聞いた。

【画像】母に内緒で二重整形…総額800万、ゆりあんぬさんの整形ビフォーアフター「20歳の節目にコンプレックスを克服したかった」

■整形を事後報告した娘に、母は複雑な想い「私としては、反対するしかない」

 総額800万円を費やした全身整形を公表し、「整形アイドル」として活動するゆりあんぬさん。派手なビジュアルとともにあけすけな言動で注目を集めているが、実は彼女の母親は、かつておニャン子クラブのメンバーとしてアイドル活動をしていた内海和子さんである。最近では2人で一緒にバラエティ番組などにも出演し話題となっているが、整形についてやアイドル活動については、それぞれ全く違った想いを抱いている。

 一人っ子で家族にも大切に育てられてきたゆりあんぬさんは、整形前から自分は周りの子よりもかわいいと思っていたという。中学生の頃には、友人から授業中にノートで頭をはたかれるようないじめも経験したが、「かわいい自分への妬みかな」くらいに考えていたそう。

 コンプレックスが全くなかったわけではないが、整形の直接的なきっかけとなったのは、中高時代にビジュアル系バンドやコスプレイヤーに憧れたこと。派手なメイクが似合う幅広二重になりたくて、二重整形を考えるようになった。

「はじめての整形は二重の埋没施術。20歳の誕生日の一週間前にしました。20歳という一つの特別な節目の前に、どうしても自分のコンプレックスを克服したかったんです。承諾書は父にサインしてもらい、祖母に同伴してもらって二重整形をしました。母には整形直後にLINEで事後報告しました」

 今までの整形総額は800万円にのぼるが、医療ローンを組んで、自分の稼ぎから返済中であるとのこと。

「整形費用に関しては、親にお金を出してもらったことはありません。自分が親からもらった体にメスを入れているのに、そのためのお金を親に出してもらうのは、自分の意に反するから」

 一方、母親である内海和子さんは、ゆりあんぬさんの整形に関して、肉親であるという責任を考えると両手をあげて応援することはできないと複雑な想いをのぞかせる。

「一人っ子で、周りの大人たちに甘やかされてきたから、私が鬼になって防波堤にならないといけない。たとえば友人に相談されているのなら、気軽に『やればいいんじゃない』って言えるけど、やっぱり娘だから。私としては、反対するしかないんです」

 現在ゆりあんぬさんは「整形アイドル」として活動しているが、内海さんは芸能界どころかアイドルデビューをさせるつもりもなかった。自分の過去のアイドル活動も隠して育てていくつもりだったという。

「今はこうして一緒にバラエティに出させてもらったりしていますが、親として“ゆりあんぬ”というキャラクターをどう受け入れればいいのか、毎日葛藤しています。今後あの子の世界観に、整形というキャラクターがどのくらい通用していくのか。今も不安でいっぱいです」

■「ふたり一緒だから乗り越えられる」 お互いのメンタルケアをしながら整形をする双子モデル

 一卵性双生児として生まれ、学生時代から双子モデルとして活動してきた吉川ちえさん、ちかさん。10代の頃からギャル読者モデルとして人気だった彼女たちは、まだ誰もが整形を隠していた平成中期の頃から、ネットで整形やダウンタイムを公表し注目を集めた。

 YouTubeチャンネル「ちえちかちゃんねる」では、整形のダウンタイム中でも動画の撮影を行っており、ダウンタイムを見せることも抵抗はないという。

「私たち、常にどこかしら整形しているので、一年中ダウンタイムなんですよ。ファンの人は理解してくれているので、YouTubeには気になるコメントもないですね」(ちえ)

 ネットニュースなどでは「整形失敗」とタイトルに書かれたり、整形のことをよく知らない人たちに「心の病気なんじゃないの?」と言われたりすることもあったが、気には留めなかった。

「特に理解を求めてないので、なんとも思いません。私たちは好きでやっているし、誰にも迷惑かけてないし」(ちか)

「私たちは整形のことで悩んでいる人に向けて発信しているので、全員に分かってもらおうとは思ってないんです」(ちえ)

 2人は一卵性双生児だが、整形をした今でもそっくりである。特に意識をしているわけではないが、結果的に同じところを整形しているのだとか。

「ちかがやった整形で良かったものがあると、自分もやりたいって思うことが多い。双子だし、選ぶものや気になるものも似てるからなのかな」(ちえ)

「整形する前から常に比べられてきてるので、今さら「ちえより可愛くなりたい!」とかはないんです。ただ、揃えたいわけじゃないけど、揃っちゃうんですよね。ちえが脂肪吸引したら、私もやりたくなっちゃって脂肪吸引したり。逆にちかがやらなきゃよかったって後悔した整形は、私もやらない。お互いを実験台にし合ってるような感じ」(ちか)

「ダウンタイムや似合う施術も、ちかが大丈夫だったなら自分も大丈夫!という信頼はすごくあるよね。2人だったから、整形もこれだけ重ねられてるんだと思う」(ちえ)

 昨今増えているSNSでの整形情報については、整形をオープンにする人が増えているのはいいことだが、「いい情報だけが出ているわけじゃないから、ちゃんと選別してほしい」と2人は口を揃える。

 整形をして失敗をしたら、心も身体もしんどいし、修正するにもお金がかかる。そのつらさを知っているからこそ、2人はSNSでの発信を続けている。

「失敗も、私たちはふたり一緒だから乗り越えられる。気持ちは分かるから、お互いのメンタルケアは欠かせません。整形って人生をプラスにもマイナスにもすると思うんです」(ちか)

「それでも整形したい子たちのために、私たちはいいことも悪いことも、包み隠さず発信していきたいなと思っています」(ちえ)

(提供:オリコン)
ゆりあんぬさんのビフォーアフター写真
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