福祉・介護業界のＳＤＧｓを考える。まず外に向けては、業界の壁を越えたパートナーシップづくり。介護がやれること、やれないことの棚卸し。一人ひとりの「ありたい姿」というビジョンに対して何ができるのか。そこに向けてどこと連携を図りどのように結合していくのか。一つ一つのビジョンに対して、業界ごとの、自社分析と他社理解を双方向で進めていくための共通言語がＳＤＧｓとなるはずです。 一人ひとりの利用者さんを安易なパターン化することなく、手間暇かけた個別のカウンセリングがあって、その積み重ねとチーム内での共有が、結果的にビジョン実現のためのパターン化につながっていく。 内向きには、チーム内一人ひとりの能力分析から始まり、成功体験の積み重ね、成功事例のチーム内での共有が一人ひとりのじぶんごと化につながり、つらくて大変なのに報われないと言われる介護の仕事に、それぞれがやりがいや意味を見出せるようになっていく。 外向き、内向きを相互に回していくことでＳＤＧｓの正のスパイラルを生んでいく。利用者さんと施設スタッフ。業界と業界外。自分とそれ以外。あくまでビジョンを達成するために、境界をつくって、そこをＳＤＧｓで一つ一つ繋げていく。 おそらくこんな感覚を組織内で共有すること。そのために、目の前の利用者さん一人ひとりの「ありたい姿」と、介護を通して向き合い続けるゆうあいリハビリライフケアさん。群馬県の介護・福祉業界におけるＳＤＧｓに注目です。 利用者さんのありたい姿を懇切丁寧にカウンセリングして可能な限り叶えようと努力する施設スタッフさんと、自身がどう生きたいかと向き合い続ける利用者さんの自己分析。お互いの歩み寄りをより高いレベルで実現してくれるのは、積み重ねてきた経験と止まることない学びが為せる業。 超高齢化社会を迎える日本で、サステナブルな未来づくりを実現するには、福祉・介護業界におけるＳＤＧｓの達成が必須となるはずです。