Hi!心呼吸 12月16日(金)

M1>  静かに 何も言わないで(シレンス・ヌ・ディ・リエン) /   コリーヌ

 

カンヌ生まれの女性ヴォーカリスト『コリーヌ』のデビュー・アルバム。

1994年リリースされた「コリーヌ」から。

 

プロデュースは元「ゴダイゴ」の「トミー・スナイダー」

スナイダーさんの才能を¥に感謝します。

彼女のアルバムはまさにジャケ買い。

何気に手にした彼女の歌声は見事なアレンジに調和して儚い感じ。

季節を聞かれると春夏をイメージするかもしませんが、リリースされたのは11月。

僕が初めて耳にしたのがちょうどこの時季・・・。

やはり冬にもシックリとくる美しい曲が並びます。

 

どことなくラテン風の演奏と初々しいコリーヌの歌声が、少しレトロっぽいイメージを生んでいます。

ソロのピアノや各アーティストの演奏もしっかりと聴けます。

なんだかジャズのアルバムを聴いているようにリラックスして、

「しっとり」と「ポップ」が入り混じる音世界に行ってらっしゃい。

 

フランス語のこのアンニュイさ・・・冬に温めてくれるようで好きっす♪

 

M2>  BELL,BOOK,&CANDLE  /  ブー・ヒュワディーン

 

「エディ・リーダー」、「ポール・ヤング」、「K.D.ラング」など数多くのアーティストが共感する独特の世界感を持つアーティスト「ブー・ヒュワディーン」

1961年ロンドン生まれ。85年に『バイブル』を結成。

 

「アズテック・カメラ」「プリファブ・スプラウト」などが認める

「ブリティッシュ・ポップ・バンド」

その「バイブル」のリーダーとして活躍していた彼が91年よりソロ活動をスタートを切り、彼の3作目がこの99年『Thanksgiving』

 

呟くような歌声。穏やかな口調。

シンプルすぎるほど鋭さも感じるメロディ。

それがまた丁寧な演奏を聞かせてくれます。

弦楽器の優しさと彼の声が温もりと安らぎをプレゼントしてくれます。

そして不思議なことに海外の空気を直に感じているような感覚に・・・。

さてアナタはどの国に彼の音楽と出かけましょう。

そこにはベルと本とロウソクがあればいい。

 

今週はクリスマス・ソングが少なかったのでこの曲を♪

Hi!心呼吸 12月15日(木)

M1>  カサブランカ  /   バーティ・ヒギンズ

 

1982年にリリースされたこのアルバムがデビュー作。

『Just Another Day in Paradise』(カサブランカ)

 

と言いながらこの方は60年代から活動されたベテランさんらしいです。

「らしい」と言うのは実は僕この曲(カサブランカ)しかちゃんと知らなくて・・・。

このジャケットを見たのも初めてでした。「バーディ・ヒギンズ」

この曲のいいところは、気負いのない大人の音楽と言ったとこ。

味のある歌声と、哀愁のような寂しさも纏い、渋さの中にあるサウンド。

 

調べるとただのAORのブームに乗ってきたアーティストではないということ。

60年代から活動してきたベテランだからこそだせるアルバムの内容。

バラードからAORサウンドまで幅広い音楽が散らばっています。

この曲を聞いて思わず「懐かしい」と思った方も多いかも。

「ボズ・スキャッグス」がカリフォルニアのポップ・シンガー代表なら、この「バーティー・ヒギンス」はフロリダのポップ・シンガー代表だそうだ。

魅力的なアーティストに改めて出会ったようで嬉しい♪

M2>  エレヴェイト・アワ・マインド / リンダ・ウィリアムズ

 

1970年代の中盤から約4年間、「ナタリー・コール」のグループに参加して活動していた「リンダ・ウィリアムズ」

楽曲提供やキーボード奏者として活躍したシンガー・ソングライター。

 

彼女が残した「リチャード・エヴァンス」のプロデュースによる1979年発表の作品が

『シティ・リヴィング』

このアルバムから「Elevate Our Minds」(エレヴェイト・アワ・マインド)

ダンスクラシックの名曲といわれる1曲です。

この曲しか知らない・・・というソウルミュージックファンも多いはず。

ですが、アルバム自体が素晴らしいアルバムです。

(作曲や楽曲提供などで活躍していた彼女。サック品はこの1枚だったのか?)

 

しかしこの曲「エレヴェイト・アワ・マインド」のカッコいいこと。

ピアノのクールなイントロから一気に引き込まれますが、

この後半にはサルサチックなリズムにシフトしていくこのリズム。

クリスマス時期なのに・・・完全に無視している選曲・・・お許し下さい。

Hi!心呼吸 12月14日(水)

M1>  Fellows feat. Hervé Samb & Joe Powers / Yosuke Onuma

 

2016.11.23

「小沼ようすけ」さんのニューアルバムがリリースされた

[Jam Ka Deux](ジャム カ ドゥ)

デビュー15周年を記念して設立された自身のレーベルからの第一弾作品。

 

1974年11月24秋田に生まれた天才ギタリスト。

14才で父の影響によりギターをはじめた小沼さん。2001年11月にデビュー・アルバム『nu jazz(ニュー・ジャズ)』をリリースしデビューを果たす。

あれから15年

新たな旅が始まったようだ。カリブ海に浮かぶ「グアドループ」の民族リズム“グオッカ”を採り入れた「Jam Ka」(2010)の続編。

2010年10月のブルーノート東京でのコンサート以来、5年強となる歳月を経て、再びオリジナル・メンバーが集結。

Parisにて録音されたこの作品は、広く開放された世界感を存分に披露した小沼氏のまさに新世界。

ゲストにハーモニカ奏者「ジョー・パワーズ」、ギタリスト「エルヴェ・サム」などが参加している。この「Fellows」はそんなゲストと作り上げた1曲。思う存分にこのアルバムを楽しませていただきます。小沼さん!素晴らしいアルバムをありがとうございます!!!

 

M2> ビーン・アラウンド・ザ・ワールド  /  ティナ・ノヴァック

 

流行った曲って聞くのがちょっと照れてしまう時ってないですか?

最近そんな曲を改めて聞いて楽しんでいるんですが、その中の1曲。

スパニッシュギターが印象をヤンチャなだけでなく、クールなイメージをグッと閉めています。

「TLC」や「デスチャ」を手掛けた敏腕プロデューサー『K・シェイクスピア』が設立したレーベル第1弾アーティストが彼女が『ティナ・ノヴァック』

デビュー・アルバムがこの2002年にリリーサされた『Been Around the World』です。

やっぱり売れるアルバムって感じですね。

 

1曲目の軽快なタイトル曲「ビーン・アラウンド・ザ・ワールド」

リズムも軽快で爽快なイメージがありますが、なんと言っても彼女のハッキリと癖のない歌声はキレがあります。

リズムの中でもハッキリと聞き取れる明快さ、その中でしっかりと伝えられるメッセージと表現力。

そりゃ売れますよね♪

今聞いても張り切ってカッコいい。

14年前の曲だけど今でも新鮮に聞こええるんじゃないでしょうか?

当時のリスナーの僕らはワクワクしますよね。この類いってね♪

Hi!心呼吸 12月13日(火)

M1>  ジェイニー  /   ファイヴ・フォー・ファイティング

 

[アメリカ・タウン]は2000年にリリースされた1stアルバム。

「ファイヴ・フォー・ファイティング」のアルバム。

さてシンガー・ソングライター『ジョン・オンドラジック』によるソロ・プロジェクト、「ファイヴ・フォー・ファイティング」

 

少しパッとしないおじさんのソロユニットだが、この心地よいメロディ(クラシックの要素も取り込んでいる)と社会に対しての強いメッセージ。

ピアノと歌を軸にしたシンプルなサウンドは一度聴いただけでしっかりとインパクトを残せる。それは間違いなくこの美しいサウンドと、少し皮肉っぽい詩の世界のせいだろう。

もちろんバンドのサウンドも楽しめるアルバムなのだが、やはり彼のシンプルな音楽の力には余計なものはいらないのかも。

歌声のジワジワと沸きあがるパワーに感動する。

麻呂ディに頼らない彼の本当の歌声を楽しめるそんな1枚。

 

ちなみに「ファイヴ・フォー・ファイティング」という名前は、ホッケーの試合で選手1名がペナルティ・ボックス入りした状態を指す言葉。

その1名が小さい頃から神童振りを発揮していた彼。

「ジョン・オンドラジック」本人だ。彼の才能に触れましょう♪

 

M2> in this country(明日への勝利) /   ロビン・ザンダー

 

『オーバー・ザ・トップ』(Over the Top)は1987年に公開されたシルヴェスター・スタローン主演の腕相撲映画。

記憶に残っている大人の方も多いのではないでしょうか?

僕も幼いながらに観た内容をしっかりと観ていたんでしょうね。

今でもハッキリと思い出します。ストーリーも、シーンも、音楽も。

その「オーバー・ザ・トップ」のサントラから。

 

特に映画の中で印象的だったのはやはりこの曲ではないですか?

「チープ・トリック」のボーカルとしてデビューして名曲を残した「ロビン・ザンダー」

自身の楽曲「In This Country」は感情的に心を揺さぶられます。

そのほかにも『F1グランプリ』のエンディングテーマなどに使用されていましたよね。

 

「チープ・トリック」の「ロビン」も、もちろん好きでもありますが、

正直、すでにこの時代に出会ってしまった映画とロビン・ザンダーのこの声。

このメロディ。かっこよさ。この映画にはなくてはならない1曲。

80-年代を代表するような1曲。

このカッコよさっていったい・・・。

 

Hi!心呼吸 12月12日(月)

M1>  Snowy Morning Blues /   Marcus Roberts(マーカス・ロバーツ)

 

1963年フロリダ州生まれの、盲目の黒人ジャズ・ピアニスト「マーカス・ロバーツ」

80年代にウィントン・マルサリスのバンドのメンバーとして参加して知名度を得たピアニスト。

 

さてマルサリスと言えば、ニューオリンズの名ジャズ一家としても有名。

そんなマルサリスの影響を受けた彼の音楽には、「ニューオリンズ・ジャズ」の風を感じます。

 

ニューオリンズ・ジャズはジャズの初期のカタチといわれています。

ジャズの大きな特徴のひとつはスウィングあるいは4ビートと呼ばれるハネそうでハネない独特のリズムがありますが、ニューオリンズ・ジャズはちょっと2ビートっぽいノリが残っているのだとか・・・。

 

そのリズムがとにかく気持ちいい。

この「Snowy Morning Blues」にもその要素が顔を出します。

ブルースの中に軽いタッチでリズムを刻みます。心地いいリズムは雪が降った朝。

抑えきれないウキウキ感。ドキドキするような少年の気持ちをコミカルに表現しているかわいい1曲。雪が降った朝。ね?ウキウキしますよね♪こんな感じに。

 

 

M2>   Lose Me (ルーズ・ミー)  /    ジョー・ヘンリー

 

1960年アメリカはノース・キャロライナ州シャーロット生まれのアーティスト、プロデューサー「ジョー・ヘンリー」

 

短編小説を書くように詩の世界を作りだすアーティストさんです。

プロデューサーとしての才能を発揮しているのも彼の特徴。

アニー・デフランコ、エイミー・マン、アラン・トゥーサン、エルヴィス・コステロなどを手がけています。(コレって凄いこと)

 

ジョー・ヘンリーは1987年に「メラニー・チッコーネ」という女性と結婚している。

この方、あの「マドンナの妹」さんです!

世界のポップスターの義理の弟という彼。もちろんマドンナも彼の楽曲をモディファイ(一部を修正)して歌ってるんです♪

 

1990年にリリースされている2枚目のアルバム「Murder Of Crown」からこの1曲。

ギタリスト「ミック・テイラー」が参加した「Lose Me」はミックのギターがソロで聞かせます。独特の空気感は心地よく響きます。

味わいのある音楽にマドンナの妹さんも心惹かれたのかも?

アメリカを代表するプロデューサーであることに間違いない彼の音をどうぞ♪

Hi!心呼吸 12月9日(金)

M1>  Bad Weather (恋は雨模様) /    メリッサ・マンチェスター

 

1951年、ニューヨーク生まれ。

10代の頃頃からCMソングなどを歌っていた彼女「メリッサ・マンチェスター」

 

大学時代にポール・サイモンのもとで作曲を学んだ彼女は1973年にデビューを飾ります。

そしてこのアルバム1978年にリリースされた7thアルバム。彼女の代表作でもある

「Don’t Cry Out Loudあなたしか見えない」

この作品にはマーヴィン・ゲイの「アイ・ウォント・ユー」で知られる「リオン・ウェア」をプロデューサーに迎えたソウルファンからも人気の高い1枚。

 

90年代のフリーソウル。

レア・グルーヴ・ムーヴメントの中でも評価の高い1枚としても人気♪

 

リオン・ウェアとのコラボレイトが見事花咲いた名曲「バッド・ウェザー」

イントロから美しいメロディと彼女の跳ねるような軽快な歌声♪

リズムもそうですが、見事なままに完璧の演奏にも感動します。

 

名曲って月並みですが、色褪せないって本当だなってこの曲を聞いて思うわけです♪

あぁ、何度でも聴きたくなっちゃう。

 

M2>  愛の喜び  /   ONO LISA

 

ブラジル・サンパウロ生まれ。

僕の大好きなアーティスト「小野リサ」さん。

念願かなって昨日ご一緒させていただきました。それも群馬で一緒にお仕事で♪

最高の夜でした。

 

10歳までの幼少時代をブラジルで過ごし、15歳からギターを弾きながら歌い始めたリサさん。日本にボサノヴァを広めてくれた方。

ボサノヴァの神様アントニオ・カルロス・ジョビンや、

ジョアン・ドナードなどの著名なアーティストとの共演などを経験した世界のリサさん。

 

そんなリサさんが世界のポピュラーソングの中から好きな曲、歌いたい曲をボッサテイストでカバーしたスタンダード集2015年にリリースされた『My Favorite Songs』

どの曲も心地よく、自然にリラックスさせてくれるサウンド。

リサさんワールドに引き込まれる柔らかさ。

ロサンゼルスと東京にてレコーディングされた今のリサさんを感じられます。

「A.C.ジョビン」の息子でギタリストの『パウロ・ジョビン』も参加しているなんて素敵過ぎます。

ボサノヴァが伝わっていく~♪

Hi!心呼吸 12月8日(木)

M1> Dust In The Wind / すべては風の中に / Kansas (カンサス)

アメリカのプログレッシヴ・ロックバンド「カンサス」
1977年に発売されたカンサスの代表作のアルバムとされるこの
「暗黒への曳航」(Point Of The Know Return)に収録された名曲。

シンプルなメロディとアルペジオの美しいスローな叙情的な1曲。
「すべては風の中に」

こんなに爽やかなメロディの中で歌われる詩の世界は、
「どんなにがんばっても所詮時は過ぎ去り、何も残らない、大地と空以外はね・・・」
と歌われる内容。

「夢を持つことも歌を歌うコトだって意味ないよ・・・」と続きます。
間奏にバイオリンが入るとまた感傷的に響くます。

コレだけ書いちゃうと、なんて投げやりな曲なんだろうと思う方も多いかも知れませんが、
冷めているわけではなく、そんな無意味だなんて思いたくない!と思っている内容♪
だからこそ人気があるのかもしれませんね。
シンプルな歌詞、覚えやすいメロディをどうぞ召し上がれ♪

 

M2>    あお  / ASUMI

先日2016.11.13(日)にリリースされたばかりの1枚。
愛知県瀬戸市出身のシンガー、シンガーソングライター、イラストレーター『ASUMI』
僕の友人でもあります。
彼女との出会いはわりと古くて、出会いは彼女のCDを友人のミュージシャンから頂いたことから彼女の歌声のファンに。
番組でも毎週のようにかけて、ゲストにも呼んだり、一緒にイベントをしてみたり・・・。
今でも仲良くやっています。
彼女とミツバチ保護のイベントなどで最近もご一緒したばかり。

そんな彼女のニュー・ミニアルバム。
「 Welcome to the AO 」~あおの世界へようこそ~
あお は空の青。海の青。地球の青。
いのちそのもの。 A O はハワイ語で “光” とゆう意味。
ミツバチに出会い彼女の中で綴られた優しい歌「あお」
ハニーさん(船橋康貴さん)のコーナーのBGMとして流れたいた今日の完成形。
この優しい自然の歌の世界へようこそ♪
ゆっくりと聴いて下さい。良い曲をつくりましたASUMI♪

Hi!心呼吸 12月7日(水)

M1>   アローン・アゲイン   /     村治佳織

 

村治佳織さんの2010年にリリースされたアルバム「ソレイユ~ポートレイツ2~」より。

このアルバムはじっくり聴くのもよいですが、生活の中の一場面。

それぞれの場面にゆっくりと優しく寄り添ってくれるような1枚。

生活のBGMにしていたらイライラとか無くなるのかも。

 

皆さんご存知の技術・テクニックは確か。

彼女のギターには気品を感じます。

もともと美しい方ですが、このギターの音色は内面から湧き出てくるものが聞こえるよう。

 

小気味よいリズム。表現力も多彩。少しだけ聴くだけでも伝わるこの表現しにくいモノ。

アナタも是非感じてみてください。

そよ風のような1曲を。

ギルバート・オサリバンの名曲を巧みにカバーしています。

なぜだかこの冬の寒空の下、心地いい温かなギターの音色を聴きたくなってしまいました。

村治さんの音色で少し暖を取りましょ♪

 

M2> For The Peace Of All Mankind (落葉のコンチェルト)/  アルバート・ハモンド

 

さてギルバート・オサリバンが流行っていたころ、同時期に流行していた曲がこの1曲。

「アルバート・ハモンド」の『落ち葉のコンチェルト』

 

【ちなみにこの方「ザ・ストロークス」のギタリスト、アルバート・ハモンドJr.のパパさんです】

イギリス出身のシンガーソングライター「アルバート・ハモンド」が1973年にリリースしたヒットソング♪

(ちなみに日本のみでヒットしておりました)

イギリスやアメリカではシングルカットされていなかったのに、日本だけでシングルカットされていました。

秋にかけたかったけど冬になっちゃいましたね・・・。

さてそんなアルバート・ハモンドが29歳の時に書いた曲。

この切なくも温かな歌声。独特のメロディの美しさ。

日本人の心に届く郷愁を誘う曲。

邦題の「落ち葉のコンチェルト」にセンスを感じてしまう今日この頃・・・♪

Hi!心呼吸 12月6日(火)

M1>   ラッシュ・ライフ  /   ゲイリー・トーマス

 

1992年にリリースされた「ゲイリー・トーマス」のアルバム

「 ゲイリー・トーマス&パット・メセニー・プレイ・スタンダーズ」

90年代に活躍した「ゲイリー・トーマス」のカルテット作品。

「パット・メセニー」をゲストに迎えて作られた90年代を代表する名盤。

 

さて邦題には「パット・メセニー」との競作のようになっていますが、あくまでもパットはゲストでございます。ゲイリーのラブコールに応えてこのレコーディングに参加したパット。呼ばれたわ良いが、このアルバムがスタンダード集であることを聞かされていなかったそうだ。

準備万端で臨んだレコーディング。ゲイリーの曲も聞き込んだ末に明かされるスタンダードという事実。

「プレイ・スタンダーズ」とは言え、内容はしびれる内容。

聴きごたえは抜群にあります。そして唯一のデュオ・プレイ「Lush Life」♪

この曲でのたまらないギターとテナーのデュオ・・・。もう最高にシックリ来ています。

聴きながらニヤニヤしてしまうようなプレイに感嘆。

本物同士の演奏には楽譜はいらないんですね。感動します♪

 

M2>   サンライト  /   ヤングブラッズ

 

1965年に結成された「ジェシ・コリン・ヤング」率いるバンド「ザ・ヤングブラッズ」

このアルバムは「ジェリー・コービット」のソロ転向した後にトリオとなり、ゲストにデヴィッド・リンドレーらを迎えて制作したサード・アルバム。

ニューヨークからカリフォルニアに拠点を移した開放感のような空気が広がっています。

1969年のアルバム『ELEPHANT MOUNTAIN』

この名盤「エレファント・マウンテン」は高い音楽性なのにさらっと演奏してしまう。

そのスイスイとやってのけてしまうカッコよさが詰まっています。

そしてジェリー・コービットの歌声もリラックスしていて力みもない。

さらっと歌いのける。

そのサラッとしているのに耳に残る爽快感。

爽やかな冬空に彼の歌声が似合います♪

 

ちなみに・・・

(山下達郎さんが組んでいたバンド「シュガーベイブ」はこのバンド名前の由来は

ザ・ヤングブラッズの曲から付けられたというのは有名な話。)

 

Hi!心呼吸 12月5日(月)

M1> スローモーション・ボサノヴァ  /  セルソ・フォンセカ&ロナルド・バストス

 

さて今週はボサノヴァからスタートです♪

とにかく聴いていて心地よく、非常に高いレベルの音楽。

それが2002年にリリースされている「セルソ・フォンセカ」のアルバム

『スローモーション・ボサノヴァ』より。

 

セルソ・フォンセカ&ロナルド・バストスは、これ以前にコンビで2枚のアルバムを発表。

三部作の最後になるのがこのアルバム。

これまでも味わいのあるレベルの高いボサノヴァを作ってきた2人の極みみたいなアルバム。セルソのメロディに磨きがかかった作品でもあるので聴いていないのは勿体無い。

シンプルに奏でられるメロディ。

この感覚を意図も簡単に歌い上げる技。

サウダージ感覚を身につけているからこそ出来る自然な技。

タイトル・チューン「スローモーション・ボサ・ノヴァ」はメロディアスでアレンジも自然。

何度でも聴きたくなる曲。

そんな曲ってあまりない。アルバム全体がリラクゼーション。

日常生活に少し疲れを感じたなら体の神経をほぐして、こんな名曲を耳にしてリラックス♪ほら・・・楽になるでしょ???

 

M2>     JOLIE(ジョリー) /     dawn (ドーン)

 

フリーソウルで人気だったAL COOPER (アル・クーパー)の名曲のカバーがこの曲

「JOLIE」

何度聴いても、胸がキュンキュンしてしまうメロディ。

 

多くのアーティストに影響を与えたアル・クーパーの曲を改めて聞きたくなってきますが。

ソウルフルでいて派手すぎず、鮮やかな曲調がお気に入りです。

「DAWN(ドーン)」とはTONY ORLANDOと女性コーラス2人からなるUSポップス・グループ。

女性のコーラスが耳に心地よく、不思議な懐かしさを演出します。

もちろんトニーの歌声が一番の存在感なんですけど。

 

ちなみにアルバム「”TIE A YELLOW RIBBON ROUND THE OLE OAK TREE”(幸せの黄色いリボン)」はシングルとして1973年のビルボード年間チャート一位を獲得した大ヒットシングルを収録しっているビッグヒット・アルバム。

 

勝手に冬の寒い中マフラーを巻きながら歩くカップルの姿をイメージしてしまうんです・・・(個人談)