「フィトンチッド」について

こんにちは!エフエム群馬の揚妻です!

今回の自然と遊ぼうは
「フィトンチッド」について
群馬県緑のインタープリター会会長の
木暮幸弘さんに伺いました。

「フィトンチッド」とは、
一言で言うと「森林の香り」です。

動物のように移動することができない植物は、
外敵から身を守るために
揮発性の物質を幹や葉から大気中に放出しています。
これをフィトンチッドといいます。

ロシア語でフィトンは植物、チッドは殺すという意味で、
1930年ごろ、旧ソ連のトーキン博士が
植物を傷つけるとその周囲にいる細菌などが死ぬ現象を発見して
フィトンチッドと名前を付けたそうです。

また、フィトンチッドは、
人をリラックスさせる働きもあるんですよ!
人間が森林の中でフィトンチッドを
浴びることを森林浴というわけです。

そんな森林浴の効果を
手軽に楽しめるようなアイテムも紹介して頂きました。
「ヒノキの香りの エアフレッシュナー」です。
スプレー

ボトルにヒノキの葉を入れて、そこにエタノールと薄め液、
ヒノキの精油(エッシェンシャルオイル)を入れて作った、
手づくりのエアフレッシュナーです。

フィトンチッドが一番発散される季節は6月から8月なので、
冬のこの時期は森に出かけても
あまりフィトンチッドを浴びれませんが、
これなら自宅に居ながら森林浴ができるということです。

一緒に写っている、白い粉は、
防虫材として使われていた樟脳です。
すっとしたさわやかな香りがしますよ!
スプレー3

みなさんも自然のものをうまく生活の中に取り入れて、
香りのある楽しい暮らしを演出していただけたらと思います!^^

では、また来週!