母さん、今週は最後の中之条取材に行ってきました。廃校となった小学校が、日本有数の撮影スタジオとなっているなんて、なんとも中之条らしい空間です。こちらがその、伊参スタジオ。11月14日、15日に恒例の「伊参スタジオ映画祭」が開催されます!
さっそくジェット二宮金次郎に挨拶を。
今回も、伊参スタジオ映画祭の音頭をとるのは伊参スタジオ映画祭実行委員長の福田公雄さん。沢渡温泉の中屋さんの二代目としてもおなじみです。
全国から300を越える作品が届くシナリオ大賞も、この映画祭で大賞が発表され注目を集めます。2日に渡る上映会では、昨年大賞受賞作品が満を持して公開。もちろん、このスタジオを代表する「月とキャベツ」をはじめ渋川清彦さん主演の「お盆の弟」も必見。この映画祭の恒例となった「キャベツ」も、すくすく育っています。
映画のロケをしていると「また録ってるん?」「今度は何の映画?」と地域の人々が嬉しそうに聞いてくるとのこと。こんなふうにして、中之条にはアートが着々と根付いていくのでしょう。
人の数だけドラマがあって、人の数だけ感動がある。中之条町は、ひとりひとりの町民としての誇りが作り上げた大きな芸術作品なのかもしれない。福田さんの笑顔を見たとき、僕のそんな思いが確信にかわりました。
「また来たい」ではなく、「帰って来たい」。最後の中之条取材を終えて、僕は心の底からそう思っていました。
それでは、また書きます。
亮平より
最後に。
中之条町役場そばで、ヒッチハイクをしているような人を見かけ、スルーしました。彼はいったい、どこを目指しているんでしょうね。