リーグ再開!優勝へ向け、共に戦おう!!

リーグを戦っていく手ごたえは得た。だが、たやすくリーグ優勝ができるなど誰ひとり考えていない。VCL2は、およそ4週間の中断から明け、再開する。ここからリーグが終わる2月末まで、毎週試合が続くハードな戦いが待っている。経験したことのない厳しいを勝ち抜くのに特別な方法はない。必要なのは、厳しい中でも変わらずに、チーム一丸となって歩み続け、やるべきことをやり、成長し続けられるか。それ以外にない。

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各チームと4回ずつ対戦するVCL2は、1巡し、2回目の対戦となる第2レグに入っている。そんな中、グリーンウイングスは、初参戦ながら首位と1ポイント差の3位と健闘している。柿沼杏奈は「思ったより自分たちのバレーができていて、自信になっている。」と話すなど、多くの選手が同じようにリーグで戦う中で、手応えをつかんでいる。

そんな中、リーグはカップ戦の中断を経ておよそ4週間ぶりに再開する。ここからは、毎週試合が組まれ、リーグ最終戦の2月末まで一気に駆け抜けるハードスケジュールだ。キャプテンの須﨑杏も「連戦はきつい。未知なる戦いになると思うがやるしかない。」とここからの戦いの難しさを口にする。チームを率いる石原昭久監督も「選手たちは、どれだけしんどいのかを味わうことになるだろう。」と話す。石原監督は、体力的な消耗もさることながら、連戦によるケガへの心配もしており、スタッフによるサポートも大事になってくる。総力戦なのだ。

こうした中で、グリーンウイングスはどのように戦おうとしているのだろうか。

松尾由紀子は「今までやってきたことを安定させること。そして、新しいことをするよりも、できることを広げていく事が大事。」と話す。柿沼も「精神的にも、体力的にも苦しい中で、培ってきたスキルを安定して出せるかどうかが大事。」と話している。

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1レグでは、勝負所で焦りやミスから自分たちのバレーを出せなくなる事が多々あった。チャンスを確実にモノにするために、まずは、自分たちがやってきたことを確実に、精度、質を上げていきたい。心身ともにより苦しい事が予想されるこの後、苦しい中でも、どれだけ自分たちのやりたいことができるかは勝敗に大きな影響を与えるだろう。

一方、今シーズンのグリーンウイングスは、戦術面の強化にも取り組んでいる。石原監督も、「選手たちが戦術を使う事に慣れてきた。」とチームの成長を口にする。そして、「ひたむきなプレーの中で戦術は意味がある。戦術を使いこなす事ができればチームも安定するのではないか。」と続けた。戦術は重要であり、選手たちの理解度もあがっているが、何よりもグリーンウイングスらしい、見ている人の心をがっちり掴む懸命さがなければ結果にはつながらない。焦らず、驕らず、着実な歩みこそが、ここから始まる本当の厳しさを乗り越える唯一の道なのだろう。

9人制の大会はトーナメント戦が多く、短期決戦が主だったが、リーグは長い。開幕前、石原監督は、「勢いだけでは乗り切れないのがリーグ戦。選手、スタッフなど、すべてを含めた総合力が試され、それが結果になる。だからリーグ戦は価値がある。」と話していた。

佐藤智美は「体力的にも厳しいが、最後は気持ちだと思う。きつい時には、周りを見てチームで戦いたい。」と話している。ここからの戦いは未知なる戦いで、恐さ、苦しさ、厳しさ、不安など、いろいろなものに立ち向かわなければならない。だからこそ、個人だけでなく、チームとしての一体感、仲間を信じて、ともに戦い抜く気持ちの強さが求められるのだ。

我らがキャプテン、須﨑は「(1レグで)勝てなかった時、1本取れなかった時の悔しさを忘れず、1戦、1ラリー、1点をモノにできるか自分たちに試されている。優勝は「したい」ではなく「する」という思いじゃなければできない。そのためには、みんなががんばらないといけない。」と話してくれた。

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中断明けは、ホームゲームで始まる2連戦。未知なる厳しい戦いに立ち向かうグリーンウイングスに、ホームゲームでの大きな声援は支えになる。我々もチームと一体となる事で、リーグ優勝へ近づけるはずだ。そして、選手たちはコートで輝きを放ち、我々を虜にしてくれるだろう。

 

<試合情報>

1/9(土) 第2試合 15:00(予定) プレステージ・インターナショナル・アランマーレ戦

1/10(日) 第2試合 14:00(予定) GSSサンビームズ戦

会場は、いずれも前橋市関根町のぐんま武道館です。1階席は上履きが必要、2階席は不要との事です。