県の防災ヘリ「はるな」の墜落事故 慰霊登山道の整備工事が延期に 整備完了は未定

2018年に中之条町の山中で群馬県の防災ヘリコプター「はるな」が墜落し乗員9人が死亡した事故で県は20日、予定していた墜落現場までの慰霊登山道の整備工事を延期したと発表しました。2024年8月10日の整備完了を目指していましたが、現在は未定ということです。

県消防保安課によりますと測量設計で想定より時間がかかっていることから整備に遅れが出ています。登山道はおよそ1キロの道を計画していますが、およそ300メートルの高低差や40度の傾斜があり、9月関係者で協議し、工事の延期を判断したということです。また現場は国有林のため国の許可が必要ですが、国との調整にも時間がかかる見込みです。2024年6月ごろの雪解けを待ち、工事に着手する予定です。県は19日遺族に工事の遅れについて説明しました。次回の説明会までに関係者らと協議して工事のスケジュール案を示す方針です。

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