群馬県内で捕獲されたシカの肉がおよそ11年ぶりに出荷されました。東京電力・福島第一原子力発電所の事故のあと、群馬県内では放射性物質検査によって捕獲されたシカ肉の出荷が制限されていましたが特定の食肉加工施設でシカ肉の出荷制限が8月解除され、9月15日に高崎市の食肉加工施設から出荷されました。
今回出荷されたのは、今月12日にみどり市の捕獲隊が有害捕獲したシカ2頭で、高崎市箕郷町の箕輪フーズが加工してみどり市の飲食店に出荷しました。このシカ肉は今月23日にみどり市で行われる 笠懸まつりの「みどり市ジビエフェア」で提供されます。みどり市農林課の担当者は「去年もジビエフェアを行ったが今年はみどり市で捕獲したシカ肉を提供できる。ぜひいろんな方に来てもらいたい」と話しています。