群馬県警は19日、栃木県足利市に住む無職の20代の外国籍の男性を事実誤認で逮捕していたと明らかにしました。
県警外事課によりますと、男性は今月17日午前8時頃、太田市内で軽自動車を運転中に横転事故を起こし、通報を受けた太田署員がパスポートなどを確認したところ、在留資格が切れていました。このため不法残留の疑いで男性を逮捕しましたが、男性は在留資格の更新申請中で、申請から2ヶ月以内を在留可能とする特例期間中だったため、不法残留にはあたりませんでした。男性は「ビザが更新される予定なのでオーバーステイにはあたらない」と容疑を否認していたということです。太田署で男性の在留資格について東京出入国管理局に確認したところ、在留資格更新中である旨の回答があったということですが、逮捕した署員の確認不足が原因とみられます。別の署員が19日書類を確認したところ特例期間中であることがわかり、19日午後1時すぎに釈放されました。
警察は男性に謝罪するとともに、再発防止を徹底するとしています。