ザスパチャンネルコラム#78 ~FMGUNMAザスパ中継連動企画 第29節甲府戦レビュー&第30節千葉戦プレビュー~

ザスパチャンネルコラム#78 ~FMGUNMAザスパ中継連動企画 第29節甲府戦レビュー&第30節千葉戦プレビュー~



久々のザスパ中継となった第29節甲府戦は、1‐1の引き分けに終わりました。

前半から攻守に連動した動きを見せ、ゲームの流れを掴んだザスパは、前半15分に得たCKのチャンスを繋ぐ形で、最後は平松宗選手の先制ゴールへと結びつける幸先の良い滑り出しを見せました。しかし、この日、新加入で即スタメン起用となった鈴木国友選手にアクシデント!相手選手にコンタクトされ負傷、痛みをこらえながらプレーを続けたものの負傷交代に。攻撃の起爆剤として活躍が期待された鈴木選手ですが、さぁ、ここからというタイミングで、ザスパにとって痛すぎる負傷交代となってしまいました。

この負傷交代から流れが一転。相手ボール保持者に対し、追うことができていた前線が、追えなくなり、全体が、ザスパゴール前に押し込まれる状態に。プレッシャーのかからない甲府は、自由にボールを動かし、ザスパが防戦一方の展開になってしまいました。

それでも、長期のケガから復帰してきたキャプテンの細貝萌選手が、中盤で鋭い出足を見せるようになると、再び、ザスパにもチャンスが生まれはじめ、サイドからの攻撃や、突破力のある山中惇希選手など、個の仕掛けからチャンスも増えましたが追加点とはならず。すると、後半37分に左サイドから入れられたクロスに合され失点、、、結局、ゲームは1‐1の引き分けとなりました。やはり、1点では勝つのは難しい。とるべき時に、点を取り切る大切を痛感したゲームでした。また、負傷交代となった鈴木選手の状態も心配です。即戦力の新加入として期待されているひとりですから、大きなけがになっていないことを願うばかりです。


それでも、2試合続けて勝ち点を積み重ねることに成功したザスパ。今は、後ろ向きなことよりも、前向きな材料を積み上げていって戦っていくことが大事です。この流れを切らさないためにも、続く、今節の千葉戦で、是が非でも勝利を掴みたいところです。





ホームでの勝利は、4/3第8節水戸戦(○2-1)以来、勝利がありません。それとともに、残留圏のライバルを引き離し、順位が上のチームに追いつき、追い越すためには、この試合での勝利、勝ち点3がもたらす意味はとてつもなく大きなものになります。





ザスパで言えば、キャプテンの細貝萌選手が復帰し、経験豊かな岩上祐三選手とのボランチコンビで、ボールを奪う部分での迫力が出てきました。そして、そこからの攻撃への展開も、シーズン序盤の頃の勢いが戻ってきたように感じます。



さらに、この所、手ごたえを感じるのが、CKやFKといったセットプレーです。得点につながる機会も増えてきましたし、得点にならなくても、ゴールを感じさせる形になるものが多くなってきました。キッカーを務める風間宏希選手も、「シーズンを通して積み上げてきたものもあるし、新しく取り組んできているものもある」と手ごたえを口にしています。






対戦相手の千葉は、この所、やや失点がかさんでいますが、やはり基本は堅守のチーム。守りをこじ開けるためには、多様な攻撃の形で先制点を奪えるかどうかがカギになります。そして、複数得点も、5/25第18節熊本戦(●2‐3)以来、取れていませんが、チームも復調傾向、そして、高木友也、川本梨誉という、新たな仲間も加わりました。彼らの力も借りながら、ゴールにつながる推進力を生みだし、ホームでの勝利を掴みましょう!今節も、ザスパとともに、ゴールと勝利を掴みましょう!







【笹川裕昭の注目選手!】



DF 2 城和隼颯選手

大卒2年目の今シーズン、CBのレギュラーとしてプレーを続ける城和選手。ただ、本人としては、達成感よりも、悔しさの方が大きい様子。「残り試合で、ディフェンスのリーダーとして力を示したい」と話す様に、今シーズンが、城和選手にとって、飛躍の年になるか、否かはここからの活躍にかかっていると言えそうです。


最近、人生で初めてとなる髪染めもし、心機一転。さらに、大学時代のチームメイトである高木友也選手の加入も城和選手にとってプラスになりそう。



守備での活躍、そして、セットプレーからの得点にも期待します!


文・写真/笹川裕昭