リーグ後半を勝ち抜く原動力として・・！　新加入選手　DF　40　大武峻選手 7月25日に、J2ジュビロ磐田から期限付き移籍で獲得した、DF 40 大武峻選手が、リモート会見に応じ「出場機会がなかった自分を必要としてくれた気持ちがありがたい。ピッチに出て恩返しするしかない。強い覚悟をもって残り半分頑張りたい。」と、意気込みを語った。 大武選手は、久藤監督と同じ、福岡・筑陽学園高校出身で、福岡大学在学中の2014年に特別指定で、J1名古屋からJリーグデビューするなど早くから活躍。その後、新潟、磐田を経て、今回、ザスパに期限付き移籍で加入した。 189センチと高さに加え、強さもあるCBで、失点を減らしたい、そして、CBの選手に多くのけが人を抱えるチーム事情も含め、ザスパにとっては心強い選手が加入したことになる。今季、ここまでリーグ戦の出場はないが、2019年にはJ2新潟で42試合4得点と主力として活躍もしており、ザスパでも、その時のような活躍が期待される。 ザスパの印象については、「下位チームにありがちな、しっかり守って、ロングボールというサッカーではなく、自分たちでボールを握ってサッカーしようという印象がある。」と話す。その上で、「自分の力は出せると思うし、どういうチームでも力を出せないといい選手とは言えないと思う」と新天地での活躍を誓った。 また、合流して間もない状況だが、チーム状況について尋ねると、「攻守に課題はあると思う。自分の役割は守備の改善だと思う。ひとりで守ることはできないが、周りとの関係性だったり、コミュニケーションを取りながら守りたい。課題があるという事は、チームとして伸びしろがあるという事。もっともっと良くなるし、改善できれば、おのずと結果がついてくるはず。」と話すなど、一体感を大切に、かつ、前向きな思考の選手であることを感じさせてくれた。 新天地には、「知っている選手は、誰一人いなかった。」と話す大武選手だが、「人見知りしないので、チームに溶け込んだと思っている（笑）」と明るく話す。チームの雰囲気についても、「雰囲気はいいと思う。ワイワイやっているが、ベテランの選手がミスに対して指摘する。いい環境だと思う。」と好印象だ。 プレースタイルについては、「体格を生かしたヘディングや体を張る部分を見て欲しい。大前選手といういいプレースキッカーもいるので攻撃面でも期待して欲しい。」と話す。まずは守備面での活躍が期待されるが、セットプレーにおける新たなターゲット、得点源としても頼もしい存在になってくれそうだ。 チームにとっても、大武選手にとっても、シーズン前半の悔しさを晴らす、大事な後半戦が始まる。 大武選手は、「ひとりで勝たせる選手ではないが、自分が入ることで、チームが一丸となって、ゴールを守り、全員で点を取って、全員で勝つというサッカーをしたい。また、それを毎試合やらなければいけない厳しい戦いだが、勝つために全力取り組み、チーム全員で準備するのは約束できる。それに結果がついてくるように頑張るので応援よろしくお願いします。」とサポーターにメッセージを送る。 チームカラーのネイビーに髪を染めた大武峻。ザスパにとって大事なリーグ後半戦に、大きな力となってくれるに違いない。 文／笹川裕昭