【オリコンニュース】
整形がもたらした外見以外の変化
 “整形”に対する偏見が緩和し、実際に施術を受けるハードルも低くなってきている昨今。整形を決意する背景もまた、ネガティブなものから、「今よりも可愛くなりたい」というまっすぐな想いまでさまざまだ。そんななか、整形によって自身の価値観に大きな変化が起こったという2人のインフルエンサーをピックアップ。整形によって手にしたものとは一体何なのか? 彼女たちに話を聞いた。

【画像】MiRichanさん「30歳になる自分が想像出来なかった」加齢を恐れた整形前からアラフォー“美幼女”になるまで

■36歳で整形、総額900万かけて見えてきた想い「外見以外を見直すきっかけになった」

 36歳で初めて整形をして以来、総額900万円をかけて41歳になった現在も“可愛い”を追求し続けているMiRichanさん。その美貌に「令和の41歳最高に可愛いが詰まってる」「これでオーバー40とか本当に凄いと思う…素直に羨ましい」などと大きな反響が寄せられているが、「『男は、女は、何歳ではこうであるべきだ』といった考えがなくなり、みんなが自分らしく生きてほしい」と彼女は語る。

「自分が自分らしく生きていれば、周りへの批判や貶しや嫉妬がなくなる世の中になるのになって。そんな世界になるためには、まずは人を批判したり貶したり嫉妬をしたりするのではなく、自分に目を向けて自分のために生きてほしいと思います」

 最初は好奇心や少しでも可愛くなりたいという思いから整形をしていたが、今はその考えにも変化が起こってきているという。

「『せっかく頑張って可愛くなれたんだから、可愛いと思えないことはしない!』とか、外見以外を見直すきっかけになったと思います。今の中身があるのも整形のおかげで、いろんな考えを持つことも、いろんな人を受け入れることができるのも、整形したからなのかなと思います」

 MiRichanさんは現在41歳。若い頃は自分が30歳や40歳になる姿が想像できず、「私がおばさんになるわけがない」とか「おばさんになるくらいなら30歳で死んでやる」などと思っていたこともあった。

「でも、実際に30歳を過ぎたとき、私は実生活でも楽しかったし、見た目も幸いなことに恵まれているほうでした。何歳になったとしても可愛くいられたら正義だな、楽しいんだなと気づいたんです。ただ、世間には年齢の数字だけで判断する人が多いです。だから、これからは見た目だけでなく、さまざまな面において、ひとつの側面だけで判断されないように心がけなければなと思います」

 外見では身長にコンプレックスを感じているが、自分の内面でここが嫌だと特に感じる部分はないという。

「自分にも180度違う考えやいろんな部分があるし、だからこそ人のいろんな部分を理解はできなくても受け入れることはできるのかなと思います」

 MiRichanさんは、「いちいち自分のコンプレックスをフィーチャーしない」と言い切る。受け入れるわけでも治すわけでもなく、放っておくのだと。

「コンプレックスを他人事のように見ているのかもしれません。コンプレックスについてよく考えることもないので、克服する、目を背ける、向き合ったうえで受け入れる、どの選択肢も選ばないと思います。だから、今後も今まで通り無理をせず、シンプルな考えで“楽しい”を選んでいけたらと思います」

■姉妹間の顔面格差がコンプレックスに「顔が変わると人生が変わり前向きになれる」

 「あま津うに」名義で声優やアニソン歌手としての活動し、現在は会社経営者でもある地雷チャンさん(@zirazyo_)。小学5年生の頃から総額1000万円を費やしてさまざまな整形を重ね、TikTokに投稿した整形ビフォーアフター動画は260万再生を超えるほどの反響があった。

 地雷チャンさんは小学5年生のときに初めて二重整形。もともと芸能界に入りたいという思いがあったため、ビジュアルは大事だと母親は賛成してくれていたという。ただ、学校の友人たちからは陰口を叩かれたこともあった。

「それでも整形への後悔はまったくありませんでした。『可愛くなったことを僻んでるんじゃない?』って思っていましたし、もっと可愛くなりたかったので、人のことは基本気にしないでいました」

 そもそも地雷チャンさんが可愛くなりたいと感じるようになった理由は、2つ下の妹が可愛いかったことにある。幼い頃から「妹は顔が可愛いけど自分は可愛いくない」という自覚があった。

「妹は有村架純と新垣結衣に似ていて、中学生のときは学校全体のなかで一番の美少女と言われ、20~30人に告白されるレベルでした。生まれたときから女優顔でパーツがすべて整っていて、大人たちから『妹さん可愛いね』って褒められるのをいつも近くで見てきました。“自分は顔を一切褒められないけど妹はすごく褒められる”というのを肌で感じていていました」

 高校生になり、鼻と目、輪郭などのすべてを整形して顔が変わったことで、異性からモテるようになり、人から褒めてもらえるようにもなった。「好きな人に中身を知ってもらえる確率が増えた」ことが何よりもうれしかったという。

「ずっと誰とも両想いになれなかった人生が、見た目を変えたことで自分が好きになった人にはほぼ100%振り向いてもらえる人生になったので、180度変わりましたね。あと、『顔が可愛いからなんとか幸せに生きていけるでしょう』と思えるようにもなりました。底にある強さというか心の持ちようが変わりました」

 「整形をして顔が変わると人生がすごく変わり前向きになれる」ということを伝えたくて、TwitterやTikTokなどのSNSで整形を公表し始めた地雷チャンさん。未だに根強く残る「整形で可愛くなっても価値はない」といった風潮にも憤りを感じている。

「整形へのネガティブな風潮は古いし、整形をするのはまったく悪いことではない。私は整形をして実際にこれだけ人生が変わりましたから。でも、コンプレックスは自分の感覚の持ちようだと思うので、心の余裕とか中身とかも磨いていかないと一生治らないなとも感じますね」

(提供:オリコン)
(左から)現在のMiRichanさんと地雷チャンさん
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