【オリコンニュース】
林翔太、松岡充と再び恋人役に
 俳優の林翔太が主演するミュージカル『ソーホー・シンダーズ』が今秋、2019年3月の初演以来2年ぶりに再演されることが27日、決定した。ロンドン・ソーホーを舞台にした現代版“シンデレラボーイ・ストーリー”ともいえる今作。林が主人公の青年・ロビーを演じ、彼の恋人でロンドン市長選の候補者であるジェイムズ役は前回同様に松岡充が続投。チャーミングで真摯なカップルの真実の愛と、2人を取り巻く人々の多様でバイタリティあふれる生きざまを、いきいきと描く。

【写真】舞台・るろ剣に出演した松岡充

 今作の楽曲を手がけたのは、ミュージカル『メリー・ポピンズ』の追加楽曲や、日本でもたびたび上演されているミュージカル『ホンク!』などで知られる作曲家・ジョージ・スタイルズ氏と作詞家・アンソニー・ドリュー氏の名ソングライター・コンビ。2011年にコンサート版としてウエストエンドで産声を上げ、翌年にはオフ・ウエストエンドのソーホー劇場でミュージカル版として上演された。

 翻訳・訳詞は、『ビリー・エリオット』『メリー・ポピンズ』など数多くのミュージカルの訳詞を手掛けてきた高橋亜子氏。演出は、劇団エムキチビートを主宰し、新進の演出家・脚本家として活躍する元吉庸泰氏。初演に続くクリエイター陣が、みずみずしい言葉でバイタリティあふれる登場人物たちを立ち上げていく。このほかキャストとして、東山光明、綿引さやか、西川大貴、豊原江理佳、菜々香、青野紗穂、さらに、水夏希、松村雄基らがそろう。

 公演は、11月3日のプレビュー・埼玉公演を皮切りに、名古屋・山口・香川・大阪・神奈川、そして11月25日から12月12日まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演される。

■キャストコメント

【林翔太】
ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』で主演を務めさせていただきます、林翔太です。
再演が決まった時はとにかくうれしくて、前回の台本を読み返したり曲を聴いたりと、気分はもう『ソーホー・シンダーズ』でした。
みなさんも好きな作品だと思うので、待望の再演という感じでとてもうれしいです。
前回の上演の時はミュージカル経験も少なく、共演者の皆さんやスタッフの皆さんに助けられながらなんとかやり切ったという感じなので、今回は成長した姿も見せられたらと思います。
演出の元吉さんとは三度目のお仕事なのですが、役者一人一人と心から向き合ってくださる方で、とても安心感があり信頼しています。今回もすごく楽しみです。またロビーを演じることができるんだ!とすでにワクワクしています。
前回観た方も今回初めて観られる方も『ソーホー・シンダーズ』の世界を楽しんでいただけたらと思います! ぜひ劇場にお越しください!


【松岡充】
2019年初演の千秋楽、「絶対また再演で会おうね!」とキャスト・スタッフの皆と約束してましたが、2020年春、あの頃誰も想像もしていなかったコロナの脅威に直面し、この作品だけでなく全てのエンターテイメントにおいて有人観客での上演は難しいのではないかと思っていたところでの再演が決定し、いち表現者としてとてもとても未来が明るく開けるように感じたのを記憶しています。

この作品のタイトルとなっている『SOHO CINDERS』は、和訳すると「英国ロンドンのシンデレラストーリー」つまり、男性版シンデレラ物語ということになります。
今はまだ「マイノリティ」と表現されてしまいますが、僕はこのワードのイメージがあまり好きではなく、さらにはこのワードへの印象として少なからず含まれるであろう「ネガティブ」な感情も好きではありません。というのは、そもそも人は生まれ持って個であり、一人一人違ってのことなのに、たった一つのチープな価値観でまとめ、マイノリティ(少数派)と呼ぶことに抵抗を感じています。自分以外の誰かと、時間や物質や経験を共有することによって、それまで知らなかった新たな発見からの喜びや悲しみなどの感情を得て、人生は彩りを増していくものと理解しています。
その観点からすると、この作品の登場人物の人生が、ただ特異なものという事ではなく、現代を生きる人々、それぞれにフィットするであろう場面やメッセージがある作品だと思っています。
それを演技や演出でもっと身近に感じてもらえる様に表現できないかと想いを込めて、この再演でまた新たな『SOHO CINDERS』を創りたいと思っています。

ポジティブな事以外は全てネガティブか?
僕には、それらがすべて後ろ向きではないと思えます。
一瞬、後ろ向きな発言や行動に思えることも、次に進むための大きなステップへの前段階として一歩後退していることだってあるはず。

キラキラと光り輝くものを創り上げるには、その裏にあるくすみや傷に対峙することがあるからこその明るい未来だと思っているので、それを今回の再演を観る方々にも感じて欲しいと意気込んでいます。

今作を観劇された方の「明日からまた一生懸命生きるぞ」と思えるパワーにつなげるために、僕達が演じる役柄のマイノリティ(違和感のある表現であるが)な部分=痛みや傷があるけどそれは幸せへのアプローチなんだということを表現できればと。
コロナ禍での上演、<未来への希望>を身体いっぱい、心いっぱいに感じてもらえる作品にしたいと思っています。

(提供:オリコン)
『ソーホー・シンダーズ』メインビジュアル
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