【オリコンニュース】
ざわちん語る、マスクメイクの極意
 次々と別人に変身できる、ものまねメイクの第一人者“ざわちん”。年齢、国籍を問わず、女性から男性まで数々の有名人の顔マネを披露し、著書メイク本も累計23万部を超える大ヒットを記録している。そんなざわちんのトレードマークともいえるのが“マスク”だ。マスク姿がスタンダートとなった現在、SNSには「マスクでメイクが崩れる」、「疲れて見えてしまう」と多くの悩みが。ものまねメイクで長年マスクを愛用し続けるざわちんに、マスクメイクの極意と新たな楽しみ方を聞いた。

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■アイメイクで印象チェンジ「マスクの色やアイシャドウで見せ方を変えられる」

――もともとマスク姿でのお仕事が多いざわちんさんですが、マスクがスタンダードになったことで変化はありましたか?

【ざわちん】ありがたいことに、TVCMも放映された『アイスシルクマスク』というマスクのイメージモデルをさせていただいたり、報道番組やワイドショー、雑誌などでマスクメイクの解説や、メイクプロセスを紹介するお仕事が増えました。あとは、みなさんがマスクをしているので、街中でも気づかれないようになりました(笑)。

――なるほど。今までは、マスクをしていると逆に目立ちましたもんね。

【ざわちん】そうなんです。私の場合、マスクをしていると気付かれてしまうので、外出するときは逆にしないことが多かったんです。でも今は、堂々とマスクをしています!

――マスクメイクでは、具体的にどんな方法を伝授しているのでしょうか?

【ざわちん】マスク負けしないように、バランスを考えたメイクをお伝えしています。マスクをしていると口元が見えない分、不愛想に見られてしまったり、疲れて見えることも多いんですよね。

――疲れて見えないようにするにはどうしたら?

【ざわちん】まずは、自分に合った色のマスクを選ぶのが大事ですね。オフホワイトのマスクは、肌の透明感がなくなるとくすんで見えてしまうこともあって。パーソナルカラーを考えた上で色を選ぶと、肌が綺麗に見える効果があります。自分の肌が明るく見える色をいろいろ試してみるといいかもしれないです。

――似合う色も、それぞれの肌によって違うんですね。

【ざわちん】そうですね。あとは、目周りのメイクに暗い色を使わず、パステルカラーなどの明るめの色で華やかに見せるのもポイントです。ブラウン系でも、しっかりしたものよりはピンクブラウンやオレンジブラウンなどがオススメです。

――マスクをしていると、やはりアイメイクの与える印象が重要になってくるのでしょうか?

【ざわちん】大事ですね。特にまつ毛は、目元をぱっちりと華やかに見せるのにとても重要なんです。で、アイラインの引き方がポイントになります。

――短い人はどうすれば?

【ざわちん】工夫です(笑)。私はアイラインの引き方がポイントだと思っています。普通につなげて全体に引いてしまうと、アイラインに重なる部分のまつ毛がアイラインに吸収されてしまって、ちょっとだけ長さを損しちゃうんですよね。なので、元気な印象に見せたいときには目頭と目尻にだけ引くのがオススメの方法です。

――なるほど、全体に引いたほうが目の印象が強くなるのかと思っていました。

【ざわちん】もちろん、そういうメイクもあります。でも元気に見せたいときにはまつ毛を少しでも長く見せる方法が有効かなと思います。それと、涙袋を強調するメイクも、笑っている印象を出してくれたり、顔が若く見える効果があるので重要ですね。

――涙袋ってちょっとわざとらしいメイクになってしまわないか心配です。

【ざわちん】全体的に作る必要はなくて、目頭に白をちょっとのせるだけでも涙袋があるように見えるんですよ。無理に作らず、少しラメを入れるだけでも、やさしい印象になります。

――マスクをして見えている部分で言うと、眉メイクはいかがでしょうか?
【ざわちん】見せたい印象にもよるんですけど、小顔に見せたいとか、目元に立体感を出してメリハリをつけたい方は、しっかり眉毛作ってあげて、暗めにしたほうがいいと思います。きつく見られがちだったり、不愛想に思われがちな人は明るめなアイブロウ使うと、やわらかい印象になります。

――マスクをしているとメイクが崩れやすく、マスク内がむれる悩みを抱える人も多いと思います。

【ざわちん】ベースは極力薄付きを意識していますが、本当にそれ、悩みますよね。クッションファンデは水分量が多くてヨレにくいですし、時短コスメでもありますから、ササっと直すときにも便利なので、私も使っています。あと、私はよく、メンソールのガムや飴を口に入れてすっきりさせています。マスクの中にメンソールのすっきり感が漂うことで、蒸れの不快感を軽減できますよ!

■マスクだから…とメイクがおろそかにするのはNG「シンプルにもったいない」

――ざわちんさんと言えば、完成度の高いものまねメイクが人気ですが、もともと“メイクが好き”という気持ちが最初でしたか? それとも、“誰かに似せたい”と思ってメイクしていたら、好きになったのでしょうか?

【ざわちん】それ初めて聞かれました(笑)。もともとは、メイクが好きという気持ちからだと思います。学校で容姿のことをいろいろ言われた時期があって。小3の時に親がメイクをしてくれて、その時のブラシがすごく気持ちよかったのがメイクを好きになったきっかけです(笑)。

――ブラシの気持ちよさ、なんですね(笑)。マスクをしてメイクをするようになったのはいつ頃からですか?

【ざわちん】ものまねメイクをやり始めた中学生の時からですね。当時、たまたま学校でマスクをするのが流行っていたんです(笑)。

――最近は、いろいろな種類のマスクが出ていますが、メイクと合わせて楽しんでいる感じでしょうか?

【ざわちん】昔からメイクに合わせてマスクを変えたり、その日に自分がなりたい雰囲気を考えながら楽しんでいたんですが、今は以前よりもマスクの色が豊富なので、ますます楽しいですね。たとえば、大好きな韓流アイドルに近づけたい時は黒マスクにしてみたり、なりたいイメージで変えて楽しんでいますね。メイクの方も、どんな色がマスクに合うかな? と、手持ちのものを絵の具のように混ぜて試したりして。

――と言いますと?

【ざわちん】たとえば、最近はテラコッタというブラウン系の色味のメイクが流行っているんですけど、商品によって、微妙な色のニュアンスがあるじゃないですか。「どんなテラコッタが自分に似合うのか」を試すために、赤やピンクのリップに、ブラウンのマットなアイシャドウを交ぜて色を作って、自分に合うか試してみて、実際にその色を探しに行ったりするんです。

――今はお店でタッチアップやテスターが出来なくなっているので、家で試せたらすごく便利ですよね。また、食事をする時など、「マスクをはずさないといけない時にメイクが崩れていないか不安」という悩みも聞きますが、何か対処法はありますか?

【ざわちん】私もよくやるのですが、徐々に外すといいです(笑)。パッとはずすとギャップが大きいんですよね。なので、まずは鼻の下、その後口元とちょっとずつずらしていくと相手も自分もダメージが少なくて済むというか(笑)。

――初めて聞きましたが納得です(笑)。改めて、ざわちんさんにとってメイクとは?

【ざわちん】定番なことしか言えないのですが、魔法だなって思います。私もメイクのおかげで人生が変わったし、良い影響しかなかったので。自分の人生が変えられる魔法だと思います。

――現状、マスクをしているからと、逆にメイクがおろそかになる人も多いと思いますが、どう感じていますか?

【ざわちん】シンプルにもったいないなぁと思います(笑)。“マスクをしていると可愛さ8割増し”って言うぐらいなので、今をチャンスと思ってメイクしたらいいのになと。自分をよりかわいく見せるチャンスだと思います!

――最後になりますが、今後挑戦していきたいことはありますか?

【ざわちん】10月1日から、3ヵ月月限定で「小澤かおりって誰?」というYou Tubeチャンネルを始めることになりました。これは私の本名なんですけど(笑)、“タレントざわちん”としてではなく、素顔を見せていくつもりで、このタイトルにしました。ものまねメイクや、自分流のメイク法も紹介はしますが、その他にもいろいろなことに挑戦するので、新たな一面が見せられたらと思っています。

(提供:オリコン)
マスクメイクを語ってくれた、ざわちん(撮影/Tsubasa Tsutsui) (C)oricon ME inc.
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