【オリコンニュース】
「妻夫木」名前で病院では即バレ
 俳優の妻夫木聡(42)が20日、都内で行われた映画『ある男』の『第46回 日本アカデミー賞』受賞記念ティーチイン舞台あいさつに登壇した。

【写真】『日アカ』トロフィーを掲げ満面の笑みの妻夫木聡

 ティーチインで観客から「生まれた時に決まって、自分の意思ではどうにもならないことに悩んできた人たちが出てきます。妻夫木さんは、いい要素、悪い要素も含めて、誰かと交換したいと思ったことは?」という質問があがった。妻夫木は「めちゃくちゃありますよ! だって妻夫木ですよ、僕の名字」とすると、会場には笑いが。小学校の時から転校する度に先回りで自己紹介してきたそうで「『なんで佐藤じゃないんだろう』って何回思ったか…」とボヤく。

 大変ではあったが、覚えてもらうことが大切な芸能界では役立った。「この仕事をやるようになって、妻夫木という名字が皆さんに浸透してもらえた。自分の名前が誇れるようになった時があった。妻夫木でよかった。この名字だから役者として、なんとかご飯が食べられるようになったんじゃないかな」としみじみ。芸能界入りする際に所属するホリプロの現会長と芸名にするかの相談があったそう。会長からは「妻夫木には勝てないだろ」という一言で“妻夫木”に決まったことも懐かしんでいた。

 ただ、今でも芸名にすればよかったと思ったことはあるそう。「病院とかですね。病院はしんどい…。1番キツい時の妻夫木なんですよ(笑)。だけど『妻夫木』で呼ばれるから(その場にいる人に)見られるんです…。1番、見られたくないのに。親族にも申し訳ない。アニキは同じだけ妻夫木で生きているので」と苦笑いを浮かべて会場に笑いが広がっていた。

 『ある男』は、「第70回読売文学賞」を受賞した平野啓一郎氏の同名小説を、『蜜蜂と遠雷』の石川慶監督が映画化。弁護士の城戸(妻夫木聡)は、かつての依頼者である里枝(安藤サクラ)から、亡くなった夫・大祐(窪田正孝)の身元調査という奇妙な相談を受ける。愛したはずの夫は、名前も過去もわからないまったくの別人だったというのだ。「ある男」の正体について調査を進める城戸は、さまざまな人物からの話を聞き、真相に迫っていくヒューマンミステリー。

 本作は最優秀作品賞に加え、監督賞(石川慶監督)、主演男優賞(妻夫木聡)、助演男優賞(窪田正孝)、助演女優賞(安藤サクラ)などを含め、今年最多となる8つの最優秀賞を受賞した。

(提供:オリコン)
名前の悩みを明かした妻夫木聡 (C)ORICON NewS inc.
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