【オリコンニュース】
米倉涼子『ドクターX』と差別化
 俳優の米倉涼子が主演するAmazon Original ドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』が、動画配信サービス「Prime Video」で3月17日より168の国や地域で世界同時配信される。「いつもどおりお芝居をしたつもりですが、出来上がったものを観たら、ボロボロ泣けて、『これ、日本のドラマだっけ?』と思ったくらい、世界に通用するドラマになりました。世界中の方に観てもらいたい」と、作品への想いを語った。

【動画】ドラマの魅力を5分にまとめた特別映像

 本作は、「第10回開高健ノンフィクション賞」を受賞した佐々涼子氏の『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』を原作に、国境を越えて故人を遺族の元へ送り届ける国際霊柩送還士の姿を描いた“一話完結”の感動のヒューマンドラマ。脚本は、『コンフィデンスマンJP』シリーズや、大河ドラマ『どうする家康』の脚本でも注目されている古沢良太と、『ドクターX ~外科医・大門未知子~』シリーズや『緊急取調室』シリーズなどのヒットドラマを手がける香坂隆史が担当した。

 今回、米倉が演じるのは、海外で亡くなった日本人や、日本で亡くなった外国人の遺体を母国へ搬送する国際霊柩送還士・伊沢那美(エンジェルハース社社長)。劇中では、亡くなった人の遺体の修復や死化粧を施すシーンでスモックを着用する場面もあり、米倉の代表作で海外でも人気の『ドクターX』の手術シーンと「視覚的にかぶらないように、マスクの選び方や髪型を工夫しました」と、俳優人生史上最短のヘアスタイルで撮影に臨んだ理由を明かす。

 「ですが、同じ人間が演じているので、利き手も同じですし、動き方、しゃべり方など、同じに見えてしまうかもしれないのですが、今回、意識したのは那美のモデルとなった木村利惠さん。彼女が誇りを持って、100%全力で向き合っている国際霊柩送還士の仕事を、私も全力を100%以上ふり絞ってやりたいと思いました」と、振り返る。

 『ドクターX』では、白衣の下にバリバリのブランド服に、ヒールの高い高級靴を履き、登場のたびに衣装が変わる「ファッションショー」もウリのひとつになっていたが、『エンジェルフライト』では、「なりふり構わず仕事しているおばちゃん、という感じを出せたらと思いました」と米倉。仕事以外では、自分が着たい洋服を着て、持ちたいバックを持ち、おいしいもの、身体にいいものを食べたいと思う、等身大の働く女性を体現する。

 「モデルとなった利惠さんがまさにそうで、革ジャンやスカジャン、原色の洋服を着こなし、さりげなくブランド品を身につけ、食事にもすごくこだわりがあって、手作りのお弁当の差し入れをしてくださるなど気配り上手な方でした。普通の人の3倍ぐらいパワフルで、フレンドリーで、人をフィルター(色眼鏡)にかけてみない。生身の人間だからきっと弱いところもあると思うのですが、それにもひるまない人なんだろうな、と感じたので私も心のエネルギーを満タンにして表現したいと思いました」。

 本作には、那美とエンジェルハースを立ち上げた会長・柏木史郎役で遠藤憲一も出演しているが、「(『ドクターX』の)海老名先生では全くなかったです(笑)。変わらないのは、どんなシーンも遠慮なくお芝居ができるところ。第1話から台本に書いていないことを遠藤さんとノリでやってしまったシーンもあります。現場のムードメーカーでしたし、本当にすてきな役者さんだと思います」。

 遺族のケアを優先する那美と、経営者として採算意識が高い柏木が衝突するのは日常茶飯事。アドリブで生まれる2人の息の合った掛け合いも見どころだ。

(提供:オリコン)
Amazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(3月17日配信開始)で主演を務めた米倉涼子(撮影:松尾夏樹) (C)ORICON NewS inc.
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