【オリコンニュース】
真木よう子、5年ぶり映画主演
 俳優の真木よう子が、今泉力哉監督による映画『アンダーカレント』(今秋公開)で、5年ぶりに映画で主演を務めることが明らかになった。真木と今泉監督は今回が初タッグ。イメージビジュアル&映像も解禁となった。

【動画】映画『アンダーカレント』特別映像」

 2004年8月より1年間に渡り「月刊アフタヌーン」(講談社)に連載された、豊田徹也の唯一の長編漫画が原作。家業を継ぎ、夫の悟と銭湯を切り盛りし順風満帆な日々を送るかなえ。しかし突然、悟が失踪する。彼の行方は一向に分からず、途方に暮れるかなえだったが、一時休業していた銭湯の営業を再開させる。そこに「働きたい」という謎の男・堀が現れ、ある手違いをきっかけに住み込みで働くことに。その日からかなえと堀の不思議な共同生活が始まる。友人から紹介された胡散臭い探偵・山崎とともに期間限定で悟を探しながら、穏やかな日常を取り戻しつつあったかなえ。しかしあることをきっかけに、堀、悟、そして実はかなえも閉ざしていた心の底流(アンダーカレント)が、徐々に浮かび上がってくる。

 真木が演じるのは、主人公・かなえ。18年に公開された、『焼肉ドラゴン』から5年ぶりの主演作となる真木は「しばしば役に入り込むあまり、撮影期間中はかなりつらかった事を覚えています。ショックのあまり気を失った初めての作品です」とコメント。今泉監督も「きっと真木さんにしか演じ得ない、かなえがこの映画には写っています」と、手応えを語っている。

■主演:真木よう子(関口かなえ役)のコメント(全文)

 原作をかなり前に読んでいて、この作品を映画で表現できたらと思うことがあり、まさか 本当に映画化され、自分にオファーをいただけるとは驚きました。大好きな原作だったので、断る理由がありませんでした。

 今泉さんは、彼の中でもう既に絵を描いているタイプの監督なので、そのような方には信頼し、全てお任せするようにしています。普段は監督と相談したり等しますが、今回それはしないようにしました。私は、しばしば役に入り込むあまり、撮影期間中はかなり辛かった事を覚えています。ショックのあまり気を失った初めての作品です。どうか映画館にて見届けていただけたら幸いです。

■監督:今泉力哉のコメント(全文)

 真木よう子さんとご一緒できたこと、とても光栄でした。真木さんは、かなえを演じるにあたって、日々、真剣に、深く、そこにいてくれました。銭湯での撮影時に、私が現場で脚本を手にして迷っていると、誰かが背後から私の肩にふっと手を置いて励ましてくれて。振り返ると、それは真木さんの手でした。なんと心強かったことか。きっと真木さんにしか演じ得ない、かなえがこの映画には写っています。本当にこの映画が必要な人に、その悩みを知る人に、この映画が届きますように。



(提供:オリコン)
映画『アンダーカレント』(今秋公開)(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
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