【オリコンニュース】
『鋼の錬金術師』新キャラ場面写真
 荒川弘による漫画「鋼の錬金術師」連載開始20周年新プロジェクトとして、再び山田涼介(Hey! Say! JUMP)主演で製作された実写映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』(5月20日公開/6月24日公開)。本作に出演する山田裕貴、平岡祐太、藤木直人、奥貫薫、風吹ジュンの役どころを象徴する新場面写真とコメントが到着した。

【画像】解禁となったマイルズ少佐、ユーリ・ロックベルの登場シーン

 山田は紅蓮の錬金術師、ゾルフ・J・キンブリー、平岡はマイルズ少佐、藤木はウィンリィの父親であるユーリ・ロックベル、奥貫薫はウィンリィの母親サラ・ロックベル、風吹はエドとアル、そしてウィンリィを支えるピナコを演じる。

 イシュヴァール殲滅(せんめつ)戦で、マスタングやアームストロングと共に戦い、スカーとも大きな因縁のある紅蓮の錬金術師、ゾルフ・J・キンブリーを演じた山田は「原作が好きで、アニメも見て、キンブリーを演じてみたいなと思っていたところに、オファーをいただけたのでとてもうれしかったですし、ありがたかったです」とキャスティングをされた時の喜びを振り返る。

 キンブリーというキャラクターについては「『鋼の錬金術師』というダーク・ファンタジーの世界で、自分の持つ美学の中に生きる彼がとても好きなんですよね。彼がどういう思いで生きているのかを考えながら演じていました」と、明かした。

 アームストロングの姉であり“氷の女王”の異名を持つオリヴィエ(栗山千明)を副官として支えるアメストリス軍のマイルズ少佐を演じた平岡も、原作のファンだったそうで、「出演が決まった時はうれしかったですね。あの『鋼の錬金術師』の世界を楽しめるなという思いで、どんな現場なんだろうとワクワクしていました」と喜びを語る。

 アニメキャラクターの声のトーンや動きを参考に役作りに励んだが、脚本や絵コンテを頼りにしながら行われたグリーンバックでの撮影には苦労もあったようで、「こんなにグリーンバックが多かったことは今まで無かったので、出来上がりがどうなっているのかが一番大きいですね。後は自分たちでイメージしながら演じるということがすごく大変でした」と、改めて最先端のCG技術に驚きと期待を込めている。

 ウィンリィ(本田翼)の父親であり、スカーの過去にも大きくかかわるユーリ・ロックベルを演じる藤木は、撮影現場に入り、まずスケールの大きさに驚いたという。「スケールが違うなと思いましたね。大きなスタジオに立派なセットがあってすごいなと思いました。僕の出演シーンは、CGも無ければアクションも無いのに、こんなに撮影に時間がかかるのだと、皆さんのシーンはどれだけ大変なんだろうなと思いました」とコメント。

 また、娘役の本田について、「今回、ウィンリィの父親役をいただいてから、テレビで本田翼さんを見るたびに“娘だ”と思うようになりました(笑)」と、親しみを込めた。劇中でその親子の関係がどのように描かれるのか、見どころの一つだ。

 ウィンリィの母親サラ・ロックベルを演じた奥貫は「いつも現場は穏やかで流れる空気がとても心地良よかったです」と、シリアスな撮影シーンが続く中でも、和やかな現場の雰囲気に助けられたと振り返る。「それぞれのセクションの方々が本当にプロの集まりだなと実感しました。一体どんな世界になるんだろうと、完成が楽しみです」と思いを明かしている。

 エドとアルにとっても家族同然の大切なキャラクター、ウィンリィと一緒に暮らす祖母ピナコを演じた風吹。藁納豆のような髪型にメガネというビジュアルが特徴的なキャラクターを、今回、地毛を使って再現した。「結構気に入っていて、とてもかわいいと思いました。有り得ないんですよね、この髪型は。納豆が中に入っているようなイメージですけども(笑)。本当に苦労してメイクさんが作ってくださったので感謝しかないです」と、話していた。

 映画『鋼の錬金術師 完結編』は、凄腕の国家錬金術師だけを抹殺して回る男スカーとの対決を描く『復讐者スカー』、国家を揺るがす巨大な陰謀に導かれていく『最後の錬成』の二作で、エドとアル兄弟の物語の最終章を、原作のままに映像化。幼い頃に亡くした母親を蘇らせようと行った錬金術の禁忌とされる人体錬成により、失われた身体を取り戻そうとする兄弟が最後に出した答えとは…?

(提供:オリコン)
紅蓮の錬金術師、ゾルフ・J・キンブリーを演じた山田裕貴(C)2022 荒川弘/SQUARE ENIX(C)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会
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