【オリコンニュース】
仮想ハマスタ、11日無料トライアル
 プロ野球横浜DeNAベイスターズとKDDIは11日、バーチャル空間上に横浜スタジアムの一部を構築し、スマホなどから野球観戦が楽しめる『バーチャルハマスタ』のオンライン説明会を開催。きょう11日に行われる、阪神タイガース戦にて無料トライアルを実施する。

【画像】仮想空間で再現された『バーチャルハマスタ』

 新型コロナの影響により、プロ野球は3月20日の開幕を延期。6月19日に無観客にて開幕した。7月10日から、5000人を上限に有観客の試合を開催している。その中で横浜は、選手による球団SNSを通したファンとのコミュニケーションや、オンライン会議ソフト「Zoom」を活用した観戦イベント「オンラインハマスタ」などを行い、オンラインの可能性を探ってきた。

 横浜とKDDIは、2019年8月にスマートスタジアム実現に向けたパートナーシップを締結し、2020年6月には各種事業領域の連携を含め、パートナーシップを拡大。今回、国内初となる「バーチャルスタジアム」では、野球ファンとの接点を維持・拡大することなどを狙いとしている。

 『バーチャルハマスタ』は、バーチャル空間上にもうひとつの横浜スタジアムの一部を構築し、自宅からスマートフォンやパソコン、VRデバイスを使って試合を観戦できるというもの。客はオリジナルのアバターを使い、球場の外からスタジアムに入場するところからスタート。スタジアム内のコンコースでは、ファンにはおなじみの「ハマスタ弁当」や「ベイメンチ」といった人気の飲食スペースも再現している。

 試合は他の客のアバターとともにフィールドから観戦。オープニング・カウントダウンや選手紹介も行われる。試合中にヒットやホームランが出ると、会場全体で盛り上がることができる演出が楽しめる。また「スタージェット」で一体感を醸成する場面もある。現在はまだトライアルの段階だが、今後ファンの声を踏まえ適宜、機能アップデートを行ってより楽しめる体験にしていく。

 KDDIの担当者は「(横浜のマスコットである)巨大なスターマンや今永昇太選手の巨大パネルなど、リアルでは起こり得ない演出がある。バーチャルらしいものを楽しんでもらえれば」とコメントしている。

 きょう11日の無料トライアルは午後5時にオープン、同6時から試合開始となる。

(提供:オリコン)
『バーチャルハマスタ』の様子
【関連記事】
鷲見玲奈、オンラインイベントで野球談義 セ・リーグ順位を大胆に予想「勝利の方程式は健在」
3ヶ月遅れの球春到来、ニッポン放送『ショウアップナイター』スタート 万全のコロナ対策で臨場感伝える
日テレ、巨人戦中継で“無観客”楽しむ取り組み 亀梨和也が豪華ゲストとリモート副音声
侍ジャパンの軌跡を追った映画が地上波初放送 ナレーションは井口裕香
ニッポン放送、プロ野球練習試合『巨人×西武』を一部生中継 “素の実況”楽しめる演出も

▲ページTOPに戻る