ディズニー映画最新作『アナと雪の女王2』がいよいよ22日に日米同時公開される。日本歴代興行収入第3位、255億円の大ヒット作の続編となる今回のキャッチコピーは「なぜ、エルサに力は与えられたのか―。」。まだまだ謎に包まれた物語の秘密を探るべく、ORICON NEWSでは米・ロサンゼルスにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオにて、取材を敢行。600人のスタッフが関わったという今作において、見どころの一つとなるのがアナとエルサの新コスチューム。このポイントについてアニメーションスタッフたちに話を聞いた。
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舞台を3年後に移した今作の季節は“秋”。アレンデール王国の人々とすっかり打ち解けたエルサは、女王として平和な日々を過ごしていた。だがある日、彼女は自分を呼ぶ“不思議な歌声”に導かれ、妹のアナ、クリストフ、オラフ、スヴェンら仲間とともに自分の持つ力の秘密を解き明かすべく、アレンデール王国を越えて新なる冒険、壮大なミステリーの扉を開ける。
ヴィジュアル・ディベロップメント・アーティストのグリセルダ・サストラウィナタ・ルメイはこう語る。「今回は“秋”なので麦をデザインの中心としています。アナの衣装のあちこちにスカートのすそやブーツに麦があしらわれています。難しかったのは秋ということで色が背景とぶつかったり、馴染みすぎることなく、アナとエルサの違いをみせること」。たくさんのパターンが製作され、最終的に選ばれたのは“122番目”のものだったという。
さらに「アナは“帯”をしめています。アレンデール王国の扉が開き、これは日本からギフトとしてもらったという設定」という私たちにゆかりある裏話が明かされた。
自らの持つ魔法の力の謎を追って壮大な旅へと出かけるエルサ、そしてアナ。前作では戴冠式のドレスなどアナはかわいらしく、エルサは王族らしいシックさを持ちつつも両者ともにファンタジックなデザインが特徴的だった。今作で登場する“旅”のコスチュームではアナはロング丈のケープを身にまといブーツを着用。エルサも水色のマントを羽織り足元にはブーツとカジュアルな出で立ちをしている。
アートディレクターのマイク・ジャイモは「2人の性格をコスチュームにどう表すのか。そして2人が大人の女性としてどのように成長したのかがエレガントなラインによってうまく表れているのでは」と自信をみせる。「成長した大人のアウトフィットを意識する一方で冒険のためのアクティブなものを、ということでスカートだけでなくパンツがあるのも重要なポイントです。今作のコスチュームでは『おとぎ話』には“グッバイ”し、『神話』のイメージを取り入れたものとなっています。これはアナとエルサ、両方に反映しています」。
そして一番お気に入りの衣装について「ネタバレになってしまうので秘密です。そのコスチュームこそがフィルム全体を象徴するような重要な意味を持つものとなっています」と意味深な答えが返ってきた。気になるその全貌をぜひ、劇場で目撃してほしい。
(提供:オリコン) |
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11月22日に日米同時公開される映画『アナと雪の女王2』(C)2019 Disney. All Rights Reserved. |
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