【オリコンニュース】
Prime Video会見で感じた好調
 Prime Videoは25日、都内で会見を開き、今後の配信作品についての発表を行った。3月9日から始まる『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC(以下「2023WBC」)』、かわぐちかいじ氏の人気漫画『沈黙の艦隊』の実写版映画(9月29日公開)、34年ぶりに復活するAmazon Original『風雲!たけし城』に関する発表などが行われ、スポーツ・映画・バラエティーと多彩なラインナップが並び、好調を印象付けた。

【写真】『風雲!たけし城』では攻撃隊長・谷隼人が復活!

■『WBC』配信の意図と“大きな付加価値” 『沈黙の艦隊』主演の大沢たかお「新しい日本映画を」

 『2023WBC』の野球日本代表「侍ジャパン」の全試合と準々決勝(3/16のみ)、準決勝、決勝をライブ配信、『2023WBC』に先立って行われる中日ドラゴンズ(侍ジャパンシリーズ2023名古屋、3月4日、バンテリンドーム ナゴヤ)、オリックス・バファローズ(WBC強化試合、3月7日、京セラドーム大阪)との強化試合2試合については、独占ライブ配信を行う。

 解説陣は、稲葉篤紀氏(前日本代表監督)、井端弘和氏(元日本代表)、里崎智也氏(元日本代表)、福留孝介氏(元日本代表)、スタジオコメンテーターを辻発彦氏(2006年WBC日本代表コーチ)が担当。MCには、お笑いコンビEXITの兼近大樹、中川絵美里が就任し、実況は斉藤一美アナウンサー(文化放送)が務める。

 Prime Videoジャパンカントリーマネージャーである児玉隆志氏は、『2023WBC』の配信に踏み切った理由について「コンテンツとして差別化することが可能である」「独占配信も獲得することができた」という2点を挙げ「時差があるような試合は、ご自宅で大きな画面で見られないケースも多いと思う。サッカー(W杯)でもそうだったと思うんですけど、タブレットなどでいつでも見られるのも、大きな付加価値になると思っています」と熱弁を振るった。

 Prime Videoにとって日本の劇場版映画を製作する初の試みとなる『沈黙の艦隊』は、漫画家のかわぐち氏によって、1988年から96年まで週刊漫画雑誌『モーニング』(講談社)にて連載され、累計発行部数3200万部(紙・電子)を誇る作品。連載当時には各方面で論争を呼び、国会でも話題になるなど社会現象を起こしたが、原作者のかわぐち氏も「絶対に実写化できないと思っていました」と口にするほど、スケールの大きなものだ。

 主人公の艦長・海江田四郎を演じる大沢たかおが、同作のファンであることから、防衛省・海上自衛隊との協力体制の構築や、原作者のかわぐち氏へ企画プレゼンを行うなど、自ら本作のプロデュースも担う形に。日本で初めて海上自衛隊・潜水艦部隊の映画撮影協力を得て、実際の潜水艦を使用しており、リアルな艦体と、現代のVFX技術との融合により、迫力の海中アクション・エンターテインメントを作り上げる。この日の会見に出席した大沢も「これは今やるべきものだと信じていますし、かわぐち先生、原作ファンの方、みなさんが見て、劇場を出る時に言葉を失うような、新しい日本映画を見せられたら」と胸を張った。

■『たけし城』“攻撃隊長”谷隼人&木村昴の名コンビ この会見でしか見られない“集合ショット”

 4月下旬より順次世界で配信されるAmazon Original『風雲!たけし城』についても、新情報として、挑戦者たちを全力で応援する“攻撃隊長”として、オリジナル版から谷隼人が続投し、新攻撃隊長として木村昴が加わることが明らかに。

 会見に出席した谷は「34年ぶりということで、びっくりしました。『たけし城』は、本当に思い入れがあったので、本当にうれしかったし、楽しかった、やりました」とにっこり。木村も「大変驚きましたし、光栄な気持ちでいっぱいでした。生まれる前からやっていた番組ですから、世代ではないのですが、思春期を迎えて成長していく中でも絶対に耳にする、伝説的な番組で、しかも谷隊長と一緒にということで、本当に光栄でした」と声を弾ませた。

 34年ぶりの『たけし城』復活に喜びを隠せない谷、同じくテンションの高い木村の2人のかけあいに、会見は大盛り上がり。フォトセッションの際には、かけ声の「行くぞー!」を何度も角度を変えて披露するサービスっぷりで、しっかりと魅力をアピールしていた。

 『たけし城』の会見後には、『2023WBC』パートに出席した里崎智也氏、福留孝介氏、『沈黙の艦隊』パートに登場した大沢、かわぐち氏らも合流して、全員でのフォトセッション。Prime Videoの会見でしか並ばないであろう、垣根をこえた集合ショットに、歓声が上がる中、大沢のとなりにいた谷・木村コンビは、役衣装ということもあってか、ひときわ注目を集めているように見えた。

 登壇者たちが終始笑顔だった会見の雰囲気から、Prime Videoの好調ぶりが感じられた。野球、映画、バラエティーと、ユーザーのニーズをつかんだラインナップで、春から攻勢をかける。

(提供:オリコン)
Prime Video会見の模様 (C)ORICON NewS inc.
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