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木村拓哉、博多で「最高ばい!」
 俳優・歌手の木村拓哉が21日~23日の3日間、主演映画『レジェンド&バタフライ』(27日公開)の全国キャンペーンを敢行。22日は、大友啓史監督、信長に仕え続けた小姓・前田犬千代役の和田正人と長谷川橋介役のレイニとともに、福岡・博多を訪れた。

【写真】博多駅前がすごいことに… 大歓迎に応える木村拓哉

 当日の朝6時に公式SNSで告知され、午前9時30分からは博多駅前で号外が発行され、イベントがサプライズ発表されると、JR博多駅前のアミュプラザ博多には、一目見ようと7000人が集まった。木村は「最高ばい!」と応え、「みなさんが温かく受け入れてくださっていることが伝わってきて、本当にうれしかったです」と喜びをかみしめた。

 この光景に、和田は「ビビってます(笑)。岐阜城の天守閣さながらのこの景色を眺められることが、夢のようです」と感慨深げ。レイニも「こういったステージに立つこと自体が初めてなので、来てくださった方にも、(たくさんの方を)集めてくださった木村さんにも感謝しています」と笑顔を見せた。

 同作は、東映70周年を記念し、日本映画史上最高峰のキャスト・スタッフが集結。総製作費20億円の壮大なスケールで、誰もが知る日本史上の“レジェンド”織田信長(木村)と、謎に包まれたその正室・濃姫、別名“帰蝶”(綾瀬はるか)の知られざる物語を描く。古沢良太氏が脚本を手がけ、大友監督がメガホンをとった。

 トークでは、16歳から49歳の信長を木村が演じたことが話題に。大友監督は「若い頃を演じる時は、とにかくはっちゃけてもらいたかった」と明かし、「和田くんとレイニくんが頑張ってくれたことによって、思春期の高校生みたいな雰囲気が出たと思います」と振り返った。すると、木村が「撮影だけど部活動的な空気がありました」と言葉を添え、和田は「瞳の奥にハートしか見えないような、頼りがいのある兄貴という感じでした(笑)」と信頼感をにじませた。

 さらにその後、博多の映画館で予定されていた一般客向けの試写会にもサプライズゲストとして登場。興奮冷めやらぬ観客に、木村は「ひょっとすると、先ほど(JR博多駅前で)お会いできた方も中にはいるかもしれませんが、上映までの間、僕らと時間を過ごしていただければと思います」と声をかけた。

 和田は「この作品に出会えたことがうれしく、誇りに思います。そして、今隣に木村さんが立っていて、一緒に舞台あいさつに臨んでいることが信じられない気持ちです」と語りながら、「私は、(劇中で)殿に“犬”と呼ばれていたので、みなさんもこれから私のことを、“犬”と呼んでください」と冗談で和ませた。レイニは「殿は小さい頃から憧れの存在なので、今回初めて一緒の現場で演じることができて、感無量でした。よければ、きょう僕のことを覚えて帰ってください」と続いた。

 大友監督は「この映画は、木村さんと綾瀬さんを中心に、和田くん、レイニくん、キャスト・スタッフが頑張って作りました。自信作になっています!令和にふさわしい、新しい信長の物語をぜひ、みなさんに持ち帰っていただきたいと思います!」と呼びかけた。

 博多駅前のイベントから駆けつけた人がいるかもしれないとあって、改めてMCが観客に問いかけると、多くが挙手。これには木村も「思ったよりも多くてびっくりしました」と驚きの表情。最後には「2時間48分後、このスクリーンが真っ暗になって音だけになる瞬間があるんですけど、その時に、みなさんに愛しい人や大切な方をイメージしていただくことができたら、本作は成功なのかなと思っています。なので、ぜひ、その瞬間を体感してほしいと思います」と力強く語った。

(提供:オリコン)
映画『レジェンド&バタフライ』全国キャンペーンを行った(左から)大友啓史監督、和田正人、木村拓哉、レイニ(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
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