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大倉孝二、掛け合いは「恒例」
 俳優の大倉孝二がこのほど、オンラインで行われた大河ドラマ『青天を衝け』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)の合同インタビューに応じ、本作で演じている大隈重信について、明治編に突入した今後の見どころを語った。

【場面写真】「戦がたらん」と声を上げる西郷隆盛

 大倉が演じる大隈は、佐賀藩出身の士族。英語を学ぶために長崎へ遊学していたことから、維新後、外交交渉ができる能力を必要とされ新政府に入る。明治2(1869)年に大蔵省の実質上のトップに就任し、新政府への出仕を拒む栄一(吉沢亮)を得意の弁舌で口説き落とした。その後は、第8・17代内閣総理大臣や外務大臣などを歴任。早稲田大学の創設者であることでも知られる。

 大隈を演じるにあたり、資料などを読み通して彼の人柄を知っていったという大倉は「なかなか面白いエピソードも多い方ですね。天真らんまんなところがあったり、民衆に愛されたというワードも多かった」と“愛され感”のある人物だと話す。

 9月26日に放送された第28回「篤太夫と八百万(やおよろず)の神」では、栄一、大隈、伊藤博文(山崎育三郎)のやり取りが「コントみたい」とSNSでも話題を呼び、早くも人気キャラの座をつかんだようにも感じる。

 大倉本人はネットでの反応は「へたに読むと落ち込んだりするので(笑)」と見ないようにしているらしいが、好評を得た口ぐせの“あ~る”に関しては「どこまでやるかというのは現場次第だと思っていますが、必死です!」と、やりきることを意識。自身にとっては『新選組!』(2004年)以来の大河ドラマ出演だが「大河ドラマのすごさはセットですね。旧江戸城の皇城が、本当にさすがで…。ここでお芝居するのは緊張してしまいますね」と久々の大河の現場を味わっている。

 今後の見どころを聞かれると「大隈重信は上ったり下ったり、いろんなことがあります。良い部分だけでなく、よくない部分も描かれています。恒例のように渋沢との言い合いは出てくるので、おなじみみたいな感じで楽しんでいただければ。“あ~る”も出てくるので(笑)」といい、ネットをわかせた栄一とのコンビネーションに今後も期待したい。

(提供:オリコン)
『青天を衝け』で大隈重信を演じている大倉孝二(C)NHK
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