【オリコンニュース】
復讐劇の幕が開く、本編映像解禁
 先日開催された『第93回アカデミー賞』で脚本賞受賞、作品賞など主要5部門のノミネートを果たした映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』(7月16日公開)より、本格的な復讐劇の幕が開く、“再会”シーンの本編映像が解禁された。

【動画】GAME CHANGE 流れを変える2つの本編映像

 ロマンティック・コメディと復讐劇を融合させた独創的な脚本を自ら監督し、長編デビューを飾ったエメラルド・フェネル。主人公を演じたキャリー・マリガンは、批評家たちから「キャリア最高の演技」と絶賛を浴び、多くの賞を獲得している。

 ジャンルレスな本作は、多くの観客の共感を獲得しつつ、激しい論争を巻き起こしている。その理由は、女VS男という対立構造の中でどちらかを断罪して終わるのではなく、社会に蔓延るジェンダーバイアスを浮き彫りにしているから。彼女の落とし前の矛先は“ナイスガイ”だけに留まらず、“同調圧力オンナ&女だからとわきまえる女”へも向けられ、痛烈に批判する。好きか嫌いかを超えたその先に、私たちが何を見出すのか。

 今回解禁となった本編映像は、キャシー(キャリー・マリガン)と大学時代の同級生・ライアン(ボー・バーナム)の再会にまつわる2つのシーン。1つ目の映像は、偶然、数年ぶりの再会を果たす場面だ。和やかな雰囲気…と思いきや、キャシーがコーヒーに唾を吐き入れライアンに差し出すという衝撃の場面を見ることができる。それでもなおにっこり笑顔を見せるキャシーをライアンは、デートに誘う。本気なのか? 冗談なのか?

 2つ目の映像は、ライアンがキャシーに会いにカフェを再訪するシーン。ライアンが訪れた理由を悟ったキャシーはどこか笑みがこぼれている。ライアンとキャシーはウィットに富んだやり取りを繰り広げ、気を利かした同僚のゲイルも鳴っていない電話を取りにその場を去る。友達としてデートに誘うライアンとキャシーの様子からは、ラブコメ感が漂うが…。実は、この再会こそが、キャシーの復讐のトリガーになるのだった。この甘い砂糖に包まれたような違和感がまさにエメラルド・フェネル監督脚本の真骨頂ともいえそうだ。

■公式サイト
https://pyw-movie.com/



(提供:オリコン)
『第93回アカデミー賞』脚本賞受賞(エメラルド・フェネル)、映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』(7月16日公開)
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