【オリコンニュース】
変なものばかりの“宝箱”の記憶
 家庭用ゲーム機黎明期に誕生し、今も楽しめる名作から、“クソゲー”と呼ばれる不人気作まで、さまざまなソフトを生み出した『ファミリーコンピュータ』。そのソフトは1000タイトル以上と言われ、誰もが知っている名作から、まったく日の目を見なかったものまで、実にさまざま。そこで、ゲームソフト所有本数3万本、約3000万円をゲームに捧げたファミコン芸人・フジタ協力のもと、この“ファミカセ”をさまざまな角度で切り取り、ピックアップ。第16回のテーマは、「ワクワクからの落胆が半端ない『命懸けで開けたのに…変なものばかりの“宝箱”の記憶』」。※以降の内容は、攻略法などネタバレ要素を含みます。閲覧にご注意ください。

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「何が出るんだろう」というワクワク感からの落差「ドルアーガの塔」

 RPGなどの冒険系のゲームで、プレイヤーの心を高揚させるのが、未開のダンジョンで出会う宝箱の数々。グレードアップした武器防具、ミッションクリアに必要なキーアイテムなどさまざまなものが入っている一方、フジタはたくさん“痛い目”にもあってきたという。

「宝箱の醍醐味は、何がもらえるかわからないワクワク感。上蓋があって、プレイヤーを昂らせる”財宝感”がありますよね。『しらべる』(とる)をしないと、何が入っているかわからないんだけど、苦労してたどり着いて『絶対いい物が入っている』と思って開けたら、『ひとくいばこ』や『ミミック』だったり、今回紹介するようなアイテムでガッカリしたなんてことはよくあります。いずれにしても、RPGにおいて宝箱がいいアクセント、スパイスになっていることは間違いないと思います」

 そんなフジタが厳選した「ワクワクからの落胆が半端ない『命懸けで開けたのに…変なものばかりの“宝箱”の記憶』」は以下の通り。

◆ドルアーガの塔(1985年/ナムコ)
「エナジードレイン」

 60階建ての塔を、ミッションをクリアしながら上に進むアクションゲームです。各階、鍵を手に入れて上に進むんですが、敵を全員倒すとか、相手の呪文を3回盾で受けるとか、さまざまなミッションをクリアする(ノーヒントで条件を探し出す)と、宝箱が出てきます。その宝箱には、全面クリアする上で手に入れないといけない貴重なアイテムも入っているので、取らざるを得ない。そんなときに出会うのが「エナジードレイン」です。

 この薬はその名の通り、その階だけですが、体力や攻撃力の減少を招きます。とにかく宝箱を出すのが難しく、やっと出たと思ったらこんなアイテム。苦労してようやく出せたのに、マイナスのアイテムという反動で、本当に腹がたちました。
 今作は早い段階で攻略本が出たので、すぐにそういう状況は回避しましたが、それまでは、何度か、引っかかりましたね。

装備したら絶望的な効果音「ドラクエI」からはあの呪われたアイテム

◆ウィザードリィ(1987年/アスキー)
「がらくた」

 明らかに中高生以上に向けた難易度の高い3Dシステムのロールプレイングゲーム(RPG)。『ドルアーガの塔』が宝箱を出すのが難しかったですが、本作は開けるのが難しい。宝箱に“ワナ”が仕掛けてあって、それに引っかかると大ダメージをくらったり、場合によってはウィザードリィ名物のテレポート→石の壁の中に入ってロスト(全員死亡)になる可能性も…。そんなハイリスクのなか、「なんだこれ?」と思ったのが、「がらくた」です。

 敵とのバトル後に、落としていった宝箱を注意して開けると、「?がらくた」という未確認の状態で発見され、それを序盤はお店にわざわざ持って行って、鑑定してもらってもガラクタ!ビショップに「かんてい」してもらってもガラクタ!僕の経験上、「かんてい」していいアイテムだったことは、記憶にない。
 リスク回避のために「開けない」という選択するのもありかと思うのですが、今後の戦いが大きく変わるほどのもののかもしれないと思うと開けずにいられない。命がけで宝箱というRPG冥利に尽きるワンシーンです。

◆ドラゴンクエスト(1986年/エニックス)
「しのくびかざり」「のろいのベルト」

 人々にRPGのルールを教えた『ドラクエI』が、「宝箱にはこういうトラップもあるよ」と仕掛けたもの。「しのくびかざり」「のろいのベルト」とも、“呪いのアイテム”です。

 今、作品によって呪いの概念はさまざまですが、『ドラクエI』では、城に入れてもらえなくなる。敵にやられてしまうと、通常であれば王が優しく語り掛けてくれますが、呪われていると「出ていけっ」みたいな感じで、瀕死の状態で城を追い出されます。ちなみに呪いはラダトームで老人に話しかけるとといてもらえますが、面倒くさいです。

 子どもの頃って、新しいアイテムを手に入れたらすぐに装備したいじゃないですか。だから手に入れた直後に装備したら、絶望的な効果音が鳴って「のろわれてしまった」となりました。好奇心を見事に利用されましたね(笑)。

 ドラクエと言えば、宝箱に関してこんなウワサもあります。ダンジョンで宝箱を発見して、「からっぽ」だったなんてことがあったと思うんですけど、これ、本当はからっぽにするつもりはなかったみたいです。事情があって、宝箱に入る予定のアイテムが使えなくなってしまった。で、急遽、その宝箱がからっぽになったというものです。「からっぽ」は当初、決して冒険者たちを苦しめようと思ってやったわけではないらしいですよ。

(提供:オリコン)
ワクワクからの落胆が半端ない「命懸けで開けたのに…変なものばかりの“宝箱”の記憶」  (C)oricon ME inc.
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