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『ビルド』犬飼&武田、今も仲良し
 『仮面ライダービルド』(2017年~18年、テレビ朝日)で仮面ライダービルド/桐生戦兎を演じた犬飼貴丈と、同作で猿渡一海/仮面ライダーグリスを演じた武田航平が17日、都内で行われた東映の新プロジェクト「東映ムビ×ステ」の第1弾作品の映画『GOZEN-純恋の剣-』(7月5日公開)の舞台あいさつに登壇した。

【写真】爽やかイケメンが…強烈な変顔を披露する犬飼貴丈

 新プロジェクトは、「ムービー(映画)とステージ(演劇)の挑戦的な融合」として、ひとつの作品世界で語られる「映画」と「演劇」を公開&上演していく。映画と演劇はそれぞれ独立した作品ではあるが、物語は連動しており、メディアの境界線を行き来しながら世界観を楽しむ新たなエンターテインメント(娯楽体験)の創造を目指す。

 第1弾作品となる『GOZEN』(映画、舞台の共通タイトル)は、将軍や大名の面前で行った武術の試合、“御前試合”を示す。犬飼は柳生の隠密・青山凛ノ介を、武田は凛ノ介を隠密と疑う藩士・寺脇甚八郎を演じる。凛ノ介は八重(優希美青)と惹かれ合う一方で、甚八郎と八重の縁談は進んでおり…、という内容となっている。

 東映の一大プロジェクトのトップバッターを務める犬飼は「映画と舞台が連動している企画で、東映さんにとっても新たな挑戦。その挑戦の際に僕に声をかけてくださったのがうれしくて、ぜひ、というかたちで(引き受けた)」と回顧。ただ、「責任が重大…」と、舞台版の主役を務める矢崎広とともにプレッシャーも感じているそう。

 犬飼と優希はロミオとジュリエットのような間柄。互いに忙しい役どころだけに「そんなにコミュニケーションをたくさん取れなかった。そこが悔いの残るところ」と撮影を振り返った。すると武田は「いや、影で何かしてたんじゃないの? こんな設定で、若い男と女で2人が、そんなワケないでしょ」とニヤニヤ。犬飼は「チャチャ入れるオジサンは黙ってて」とプチクレームを入れると、武田は「オジサンって言われても真ん中の方だし!」と抗議。すると犬飼は「まぁ茶番はいいですわ!」と返すなど、まるでビルドのワンシーンのような息ぴったりの掛け合いを見せた。

 紅一点の優希は「犬飼さんが集中されていたので、その姿に刺激をもらった。もっと、ちゃんと役作りをしようと思って頑張りました」とにっこり。犬飼は「裏を言われるのは恥ずかしい」と照れながらも「時代劇は初めてで覚えることがたくさんあった。ちょっと大変だったかな」と初体験を振り返った。

 この日の司会を務めた宮島咲良から、武田がいなかった『ビルド』の舞台あいさつで犬飼が寂しそうだったというエピソードが明かされた。犬飼は「あっ、はい…」と塩対応すると、武田は「寂しくないじゃん! そんなことあったみたいな顔するなよ!」とツッコみ。ほほ笑ましいやり取りを続け、犬飼は「相も変わらずですね。役は変わったとしても」と関係性を語ると、武田も「2人とも楽しんでたしね」と応じた。撮影中も「ずっと2人でいた」というが武田は「ビルドメンバー孤立してる、みたいになるから!」と照れ隠しに必死だった。

 最後にはファン向けのフォトタイムも設けられたが、犬飼がとびきりの変顔を披露しているのを発見した武田は「やめとけ、お前!」とすぐにストップ。「貴丈のあの顔はヤバいから、載せないで! 俺は好きなんだけど、失望するよ!」と犬飼に代わって“忖度”をお願いしていた。

 この日の舞台あいさつには前山剛久、井澤勇貴、松本寛也、井俣太良、元木聖也、矢崎広も参加。舞台『GOZEN-狂乱の剣-』は9月12日から東京・サンシャイン劇場で、9月27日から大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。

(提供:オリコン)
(左から)武田航平、優希美青、犬飼貴丈 (C)ORICON NewS inc.
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